
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
県高校総体に1・2年生中心のチームで挑んだ大分南は、決勝リーグで大分上野丘を下したものの、大分工業に1-2で敗れ、別府鶴見丘にはストレート負けした。若いチームが別府鶴見丘、大分工業の2強をどう攻略するかが、今大会の課題となる。
「若いだけに、まだまだ甘い。精神的支柱もいないし、これといった武器もない。課題だらけのチーム」と柿原茂徳監督の評価は厳しい。中学時代にJOCジュニアオリンピックに県選抜で出場したメンバーが、1、2年生にそれぞれ5人ずついる逸材揃いのチーム。ただ、中学時代の財産だけでは、高校バレーは勝ち抜けない。大分南は今まさに「伸び悩み」の時期のようだ。柿原監督は「『俺が引っ張ってやる!』というような勝ち気な選手がいないので、みんなが同じ目線になってしまっている。まずは向上心を持って、心を強くしないといけない」とメンタル強化を課題に挙げた。
リーダー不在の中で、中心選手として期待されるのがキャプテンでセッターの後藤太陽(2年)。中学時代はスパイカーだったが、高校でセッターに転向した。課題はまだまだ多いが、技術が伴い仲間を引っ張る求心力が備われば起爆剤となれる存在だ。彼の成長がチームの成長につながるだろう。
発展途上のチームだが、言い換えれば伸びしろが大きいということでもある。試合を勝ち抜いていけば、爆発的に勢いづくことも考えられる。勝つことで得られる経験値を自信に変え、さらなる高みを目指す。
試合ごとに成長するチームは勝つことで勢いを増す
キャプテン後藤太陽(2年) 朝日中学校出身
①監督の人物像
監督の言葉通りに努力すると必ず結果がついてくる。説得力がある
②チーム1のオシャレさん
甲斐響「パーカーやTシャツがシンプルだけどかわいい」
③チーム1のムードメーカー
斉藤一真「いじられキャラだが、試合では声とパワーで押し切る」
④チーム1の文武両道の実践者
江戸善一「クラスでトップクラスの成績で勉強もできる」
⑤チーム1の努力家
蓑田竜希「練習後の自主練に毎日残っている」
⑥チームでの流行
スマホのサッカーゲーム。チームメイトの半分くらいはやっている
⑦チームの特徴
特徴がないのが特徴。1・2年生主体なので、勢いに乗ると爆発力がある
(緒方美香)
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