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主将奮闘記 明豊高校ソフトテニス部 宮崎那々(2年) 「日本一になるために、どんなことがあっても真正面から向き合いたい」

主将奮闘記 明豊高校ソフトテニス部 宮崎那々(2年) 「日本一になるために、どんなことがあっても真正面から向き合いたい」

 昨年8月の全国高校総体を終え、1年生ながらキャプテンに任命された。宮崎那々は「難しい立場だったが上級生が受け入れてくれ、同級生も助けてくれた」と振り返る。キャプテン2年目を迎え、経験を生かすチャンスと捉えている。今年の全国高校総体では2回戦負けとなったが、九州高校体育大会では4年ぶりに九州王者に輝いた。「今年は結果にこだわりたい」と強い覚悟がにじむ。

 

Q:1年生からキャプテンとなり、苦労が多かったのでは?

「投票で選ばれたのですが、先輩が受け入れてくれたのでギスギスすることはなかったです。ただ、中学の頃にキャプテンをした経験があるのですが、高校とは別物でした。チームのことばかり考え過ぎ、自分のことが疎かになった1年間でした」

 

Q:では、キャプテンでよかったと思ったことは?

「チームの雰囲気がよく、うまくいくときはパパーっと変わる瞬間があるんです。それが、何をどうしたかというのは分からないのですが、チームが一つになったと感じたときはキャプテンをしていてよかったと思いました」

 

Q:今のチーム状況は?

「全国高校総体が終わり、3年生が引退しました。1、2年生のチームとなり1カ月足らず、これからという感じではありますが、昨年のように私自身がおどおどするようなことはない。チームが同じ方向を向いて練習できるように引っ張っていけていると思います」

 

1年生の頃からキャプテンとしてチームを引っ張る宮崎那々

 

Q:1年間キャプテンをして得たものは?

「イライラすると表情や態度に出ていましたが、今は冷静に対処できるようになりました。ただ、ズバズバ何でも言えるタイプではないので、落ち込むこともあります。そんな時は同級生の仲間が助けてくれるのですが、甘えてばかりはいられないのでしっかりしなければと思います」

 

Q:新チームは前チームの主力がほぼ残り、戦力的に充実しています。宮崎さん個人としても全国高校選抜、全国高校総体を経験し、栃木国体にも出場します。代替わりして最上級生となった今、期するものがあるのでは?

「3年生の存在は大きく、抜けた穴は大きいですが、今のメンバーは向上心が高い。日本一になるためには、どんなことがあっても向き合おうという姿勢を感じます。練習から各自が考えて行動し、試合を意識しています。個人的には元気に明るく、精いっぱいプレーしたいです」

 

Q:日本一になるために必要なことは?

「まずは栃木国体で自分たちのレベルを知り、課題を見つけたい。10月には県の新人大会があるので、そこで課題をクリアし、九州大会や全国高校選抜につなげたいです。日本一になるチャンスは十分にあるので、常にいい雰囲気をつくって、練習できればと思います」

 

笑顔を絶やさずプレーし、日本一を目指す

 

 

(柚野真也)

 

大会結果