
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
全国への切符を懸けた6月の県高校総体では、決勝リーグの舞台で接戦を繰り広げるも、東九州龍谷高校、大分商業という壁を破ることができず3位となった。しかしその後に開催された天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会県ラウンドの準決勝では、大分商業にストレート勝ちを収めるなど、飽くなき探究心のある国東高校に着実なステップアップが見られる。
同校を訪ねたのは、全日本バレーボール高等学校選手権大会(通称・春高予選)の県代表決定戦の開幕の日が迫る10月初旬。軽快なスパイク音が響く体育館で練習を重ねる選手たちは、一部の3年生の引退など、この数カ月で大きく変わったチーム状況に向き合っている最中だった。3年生は8人から5人へ。メンバーにはレギュラー選手もいたことから、佐藤優介監督は早急にチームの改造に着手しなければならなかった。
チームの鍵を握るのはエースで主将の柴村海沙、オールラウンドプレーヤーの山本泉水の3年生コンビ。また高身長の選手が他校に増える中、決して上背のあるチームとはいえない国東にとって、ブロックを含めたディフェンス力の向上は最重要課題のひとつになるだろう。さらに圧倒的スピードで勝利をつかみ取る東龍のコンビバレーを封じ込むためには、ファーストサーブの存在が重要となる。
大学進学と部活との両立に奔走する柴村は、「大変なんて言っていられない。時間はいくらあっても足りないけど、目の前のことに精一杯向き合い勝利を目指す」と意気込みを語った。本番まで厳しい修練を積み、彼女たちは大舞台に真っ向から挑んでいく。
着実なステップアップで進化を続ける
副キャプテン山本泉水(3年) 真玉中学校出身
①監督の人物像
いつも選手のことを考えてくれる優しい監督
②キャプテンの人物像
プレーでリーダーシップを示してくれる
③チーム1のムードメーカー
平山星七「いい意味で空気を読まない(笑)彼女の一言でチームがいつも明るくなる」
④チーム1の努力家
伊藤未侑「朝早く練習をするなど、ストイックでとても頑張り屋さん」
⑤チーム1の泣き虫
山本泉水「自分です(笑)。ミスを指摘されて悲しいのではなく、自分への悔しさから泣いてしまう…」
⑥チーム1の監督好き
池田七都「監督と話しているときはいつも嬉しそうだから」
⑦チーム1の包容力
渡邉菜里花「普段はおっとり。でも大切な場面で頼りになる。お母さんのような存在」
⑧チームでの流行
昔の映画やドラマを観る
⑨チームの特徴
元気の良さ
チームを牽引するキャプテンの柴村
(塩月菜央)
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