
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
高校バレーボールの祭典、全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)の県代表決定戦が間もなくはじまる。今夏のインターハイに優勝し、えひめ国体でも単独校で準優勝した東九州龍谷高校(東龍)は盤石だ。日本一のチームに立ち向かう3強にスポットを当てた。
大分の高校女子バレー界で不動の地位を築き上げ、絶対的女王の座に君臨する東龍。その牙城を崩す筆頭格として、常に大きな期待を背負い続けてきたのが大分商業高校だ。
高い打点から放たれるキレのある攻撃の要は、センター下川菜々子(3年・178cm)やオポジット藪谷理咲(2年・177cm)らをはじめとする大型スパイカー。また、2人ほど上背はないものの、持ち前の勝負強さとレフトエースとしてチームの勝利に貢献してきた岡部さくら(2年)の活躍も鍵になるだろう。 今年1月の県高校新人大会前に負ったけがにより、半年程の離脱を余儀なくされていた岡部の復活はメンバーにとって嬉しいニュース。「いよいよチーム本来の実力を発揮できるときがやってきた」と森栄一郎監督も期待する。
最重要課題は、大型チームゆえに苦手としてきた守備力の強化。サーブレシーブの返球率を高め、安定した攻撃のリズムをつくることがチーム力を発揮するためのポイントになる。そして高い攻撃力に匹敵する同校の強みがもう一つ。それは昨年の春高バレー県代表決定戦で準優勝を果たしたチームが、ほぼそのままのメンバーで熟成を重ねられたことだ。
岡部のけがにより一時チーム力が低下したが、やはり昨年の経験はチームにとって大きな財産ではないだろうか。最大のステージとなる春高バレー県予選に一つの照準を合わせ、この夏は数々の実戦や合宿で腕を磨いてきた。チーム内の雰囲気は上々。これまでの悔しさを大舞台にぶつける。
主力が揃いチーム本来の実力を発揮できる試合がやってきた
キャプテンの黒佐早姫(3年)。「プレッシャーに負けず、キャプテンとしてチームを盛り上げたい」
マネージャー髙瀬蘭(3年) 福岡県上毛中学校出身
①監督の人物像
バレーのことが心から好きで、競技に注ぐ情熱がすごい人。
②キャプテンの人物像
みんなからの信頼も厚く、チームの中心人物。
③チーム1の努力家
下川菜々子「1年生の頃からよく自主練習をしていたし、競技に対していつも一生懸命」
④チーム1のバレーセンス
岡部さくら「バレー技術の高さが光り、1年生から活躍してきた」
⑤チーム1の負けず嫌い
藪谷理咲「監督にミスなどを指摘されると燃えるタイプ」
⑥チーム1明るい
大下華帆「切り替えが早く、常に前向き。プレーでもマイナスな状況を引きずらない」
⑦チーム1の積極性
浜野美生「レシーバーとして常にコートの中で声を出し、みんなを支えている」
⑧チームでの流行
1日練習の時は昼の休憩時に必ず音楽を流す
⑨チームの特徴
仲が良い
チームNo.1の努力家 下川
(塩月菜央)
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