
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
第5回県ビーチバレーボール選手権大会が12日、大分市の田ノ浦ビーチで行われた。男女25ペアが参加し、男子は石野咲人・高野皓介ペア(楊志館高)が優勝。女子は浅井和佳・神田詩歩ペア(大分西高)が2連覇した。2組は栃木国体に出場する。
毎年、インドアのバレーボール部が出場するビーチバレーボール選手権だが、年々レベルが高くなっている。動画などを参考にして技術や戦い方を工夫するペアが増えた。1年生の石野・高野ペアは、初出場ながら試合を重ねるごとに砂浜でのプレーに順応し、スパイクとレシーブが安定した。石野は「きつかったけど優勝できてうれしい」と喜び、高野は「もっと練習して県代表として国体で活躍したい」と語った。
初優勝の石野・高野ペア
女子は前大会優勝の浅井、神田の2年生ペアが順当に勝ち上がった。昨年は国体が中止となり、全国の舞台を経験できなかったが、ビーチバレーを強化している九州の強豪チームと合同で練習して力をつけた。予選、決勝リーグでエンジンが掛からなかったのは、決勝戦に向けて体力を温存していたから。浅井は「ビーチは体育館と違って足元が安定せず、体力を使う。相手のコートを見て、力よりコントロールを重視した」と明かす。
決勝は接戦となったが、インドアではセッターを担う神田が積極的にスパイクを打ち、エースの浅井が勝負どころを逃さず、ポイントを重ねて勝利した。神田は「大分県代表として国体に出るので結果を残したい。ビーチの経験をインドアでも生かせるよう、収穫を持ち帰りたい」と話した。
連覇した浅井・神田ペア
(柚野真也)
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