バサジィ大分 つかんだ初勝利 走って守って決めた 【大分県】
フットサル
バサジィ大分 二度目の館山体制で悲願の優勝を目指す
フットサルのバサジィ大分が今シーズンの体制発表を行った。会見には二階堂雅士代表取締役とスタッフ、選手が出席。冒頭で二階堂代表取締役が「10年ぶりに館山マリオ監督が復帰した。見る人が楽しいフットサルを目指す。昨季は引き分けが多かったが、勝ち切れるシーズンにしたい」と話した。目標に「世界に通用するフットサルを目指すためにアジア制覇とFリーグ制覇」を掲げ、リーグ優勝のノルマとして「1試合平均4得点、20勝」を明言した。
今季の補強のコンセプトは明確だった。5人の移籍加入とサテライトから昇格した2人の計7人。現日本代表の本石猛裕や年代別の代表経験者の三浦憂ら勢いのある選手が多い。チームの半数が20代前半となったのは、育成に定評のある館山監督の手腕があるからこそ。
10年ぶりに復帰した館山マリオ監督
トップチームの指揮は10年ぶりとなる館山監督は、「(2008年シーズンから5季チームを率いた)前回よりバージョンアップしたフットサルを見せることができると思う」と語った。ボール支配率を高め、自陣から短いパスをつなぎ、相手ゴールに向かうスタイルはそのままに、昨季リーグ5位だった得点数を引き上げる考えだ。前回の館山体制の経験者である仁部屋和弘は「(監督が復帰した今季の)チームが始動した頃は手探りだったが、徐々にマリオさんの戦術が浸透し、いい雰囲気で練習ができている。戦術の数は前回よりも増えているので楽しみ」と、これまでとは違う雰囲気を感じ取ったという。
新戦力が実力通りの力を発揮し、戦術浸透が深まれば、優勝争いに加わる可能性は十分ある。しかし、少しでも隙を見せれば一気に残留争いに巻き込まれるのがFリーグ1部の強さだ。「今シーズンこそリーグ優勝を」と願うサポーターの思いを背負い、誰もが納得する圧巻のプレーを開幕から見せてほしい。今季のリーグ戦は18日に開幕する。
シーズン体制前に必勝祈願を行った
(柚野真也)