
音に心を込めて飛躍の年に 別府翔青高校吹奏楽部 【大分県】
カルチャー
年に1回開催される「高校生ロボット相撲全国大会」への出場を目指す津久見高校工業研究部。電気工事や電子機器などのものづくりを通して、知識や技術の習得に励んでいる。1年生9人、2年生2人の部員が、8月の大会に向けて自立型1台、ラジコン型1台のロボット作りに取り組んでいる
ロボット相撲は2台が対戦し、相手を土俵の外に押し出す競技。自立型とラジコン型の2種目があり、それぞれのロボットには、大きさや重さに制限がある。「ロボット相撲大会のテレビを見て興味を持った」という部長の山本湧太と柴田優太の2年生が中心となり、顧問の武井彰汰教諭の指導を受け、ロボット製作からプログラミングまで行う。
2年生を中心にロボット製作に取り組む
6月からロボットの製作が始まり、工作機械を使ってアルミ材を加工して、フレームや車輪のシャフトなどを削り出す。電気系統やコントロールボックスもすべてゼロから手作りで仕上げる。ロボットの各種パーツができると、それぞれ組み立てて形にする。そこからプログラミングして操作方法を学び、動作テストを繰り返す。部員同士がアイデアを出し合い、技術を駆使してロボットを完成していく。
大会まで限られた時間の中で、納得いくまで作業を続け、操作の練習をする。武井教諭は「3年生はいないがその分、1、2年生が経験を積める。年々、レベルが上がっている」と部員の成長に目を細め、山本は「大きな目標だが、両国国技館である世界大会を目指したい」と話した。
力を合わせて高校生ロボット相撲全国大会を目指す
(柚野真也)
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