
【指導者の肖像〜高校スポーツを支える魂〜】 信じる力が未来を変えていく 柳ケ浦高校バスケットボール部監督・中村誠(前編)
バスケ
29日から始まるバスケットボールの県高校総体の組み合わせが決まった。近年の大会と同様でシード校の顔ぶれに変わりはないが、最後に全国高校総体(インターハイ)に出場権を手にするのは、果たしてどのチームなのか。
今回は男子の注目選手を紹介するとともに、彼らの気になる選手を聞いた。
シューティングガード 後藤有輝(別府溝部学園3年、稙田中学出身)
身長が168cmと大きくはないが、ドライブインで切れ込み、仲間を奮い立たせるプレーでチームを引っ張るキャプテン。4月に赴任した伊藤滋監督とは積極的にコミュニケーションを図り、監督の意図を選手に伝える役割も担う。4月末の南九州四県対抗選手権大会では、ハードな守備からの速攻が機能したとはいえなかったが、「3年生が中心となって完成形に近づけるしかない」と守備強化に取り組んでいる。
気になる選手は?
福山侭(柳ケ浦3年)
ミニバスの頃から知っていて、仲が良い。3ポイントシュートが入り出すと止まらないので、敵にすると厄介な選手。3ポイントを打たせないようにしなければいけない。(2月の)県新人大会では柳ケ浦に僅差で勝ったけど、県高校総体では30点差をつけて勝ちたい。
センター 中西海里(大分舞鶴2年、明野中学出身)
「ディフェンスでもオフェンスでも、自分が要にならなければいけない」と、センタープレーヤーとしての自負がある。県内大会では高さとパワーを持つ留学生とマッチアップすることが多いが、「体格で劣る部分は技能プレーで対応したい」と、自身の存在が勝利を左右することを自覚し、練習に励んでいる。清末純平(3年)との息の合ったイン・アウトでのセットプレーから生まれる得点も多い。「県で優勝は当たり前という気持ちで挑みたい」と、常に高い目標値を持っている。
気になる選手は?
エボマ・マーカス・アーノルド(別府溝部学園3年)
対戦すれば必ずマッチアップする選手で、中学までは経験しなかった高さや体の強さに苦戦することも多い。彼を抑えればチームが勝てるチャンスは絶対にあると思っている。ディフェンス力やパスカットの技術を上げて、高さに対抗したい。
(黒木ゆか)
シューティングガード 仲宗根州河(柳ケ浦3年、沖縄県美里中学出身)
チームが劣勢な場面で得意のジャンプショットを決めるエース。プレーに少しムラがあるが、相手が強ければ強いほど集中力が高まり、勝負どころでは必ず得点、アシストでチームの窮地を救う。2月の県新人大会では自らの不用意なミスから逆転負けを喫しただけに、責任を重く受け止め、リベンジへの思いは誰よりも強い。「みんながつないだパスをフィニッシャーとして決めるだけ。優勝は最低限のノルマ。自分たちのバスケで勝つだけ」
気になる選手は?
喜屋武琥大(別府溝部学園2年)
中学まで一緒にプレーし、お互いに親元を離れて大分で頑張っている仲間。試合になったら敵対心しかない。高校最後の年となり後がないので、もう県内で負けは許されない。これから全ての試合で勝ち続けるしかない。それも圧倒的な力の差を見せつけて。
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