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少年サッカー 大分トリニータU-12が優勝し3冠達成

少年サッカー 大分トリニータU-12が優勝し3冠達成

 コロナ禍で延期となっていた「OFA第53回大分県少年サッカー大会」の決勝戦は、大分トリニータU-12とカティオーラフットボールクラブU-12が対戦し、トリニータが3-1で勝利。県内の主要3大会全てを制覇し、3冠を達成した。キャプテンの増永大生獅(6年)は「この1年間は3冠を目指し、県内ナンバーワンになることを考えていた。それが達成できてうれしい」と喜んだ。

 

 先制点は開始2分、ゴールキックからパスをつなぎ、最後は増永が頭で押し込む。8分には佐藤煌将(同)が追加点を決めた。後半は高く設定した相手の守備ラインに苦しみ、PKで1点差に追いつかれたが、「チーム全体で声を出し、盛り上げることができた」と佐藤。集中力を切らさず、攻撃的な姿勢を貫き、追加点を奪い勝負を決定づけた。

 

全得点に絡んだ佐藤煌将

 トリニータが優勝を勝ち取った大きな要因は、連動したテンポの良いパスワークに見いだせる。カティオーラも同じようにパスをつないできたが、「止める、蹴る、運ぶ」の基本的な部分で上回った。首藤圭介監督は「動きながらボールをコントロールすることを、練習からずっと積み重ねてきた。今年の6年生は誰が出ても遜色なく試合ができた。そこが大きかった」と振り返る。

 

 6年生にとって最後の公式戦だった。増永は「とにかく楽しい1年間だった。中学でもリーダーとしてチームを引っ張っていけるような選手になりたい」と話し、この試合1得点2アシストの佐藤は「5年になって試合に出られるようになり、シュートや推進力を発揮できるようになった。中学でも自分の特徴を出していきたい」と次のステージでの活躍を誓った。

 

県内主要大会で3冠を達成した

 

 

(塩月なつみ)