国スポ 期待高まるチーム大分 今年も千点以上目指す 【大分県】
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水球 小学生チームとして初の全国大会出場を目指す大分水球クラブ
大分水球クラブの小学生が全国大会の出場を目指す。今週末に行われる「第44回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会(水球競技)」の九州予選に出場し、本戦出場権を得られる3位が目標。小学生チームの全国大会出場となれば、同クラブ初の快挙となる。金子照坪監督は「昨年(の同大会)は、あとわずかのところで逃した。その悔しさを経験した選手たちがリベンジしてくれるはず。実力的には3位を狙える位置にいる」と話す。
キャプテンの植木駿(大在西6年)は、昨年の九州予選を経験した選手の一人。3歳から水泳を習い、小学4年のときに「テレビで水球を見て、泳ぎながらボールを触れて面白そうだった」と水球を始めた。攻守の切り替えの速い展開になれば、自慢の泳力を発揮して、ゴール前にボールを運ぶ。九州大会では「チームをまとめて、積極的なプレーで点を取りたい」と活躍を誓った。
キャプテンの植木駿
大分水球クラブの小学生の部には1年生から6年生までの男女が20人在籍する。泳力を鍛えるBチームと試合に出るAチームの2つのカテゴリーに分けている。初めは泳げなくても、コーチ陣の指導で泳げるようになるという。「ここに来ればボールを投げたり、追いかけたりすることで泳力はつく」と金子監督。
普及から育成、強化までを、小学生から中学生で一貫して行っている。金子監督は「かつては水球の強豪県と呼ばれていた時代があった。育成年代から底上げをして、小・中学のどちらの年代も常に全国で勝てるチームをつくりたい」と意気込む。水球の強豪県の第一歩は、小学生チームの全国初出場から始まる。
全国大会初出場を目指す大分水球クラブ
(柚野真也)