
音に心を込めて飛躍の年に 別府翔青高校吹奏楽部 【大分県】
カルチャー
荘厳華麗な「唐津くんち」を取り入れた演奏と演技で「第20回マーチングステージ全国大会」に九州代表として出場する大分東明高校吹奏楽部。大会は新型コロナウイルス感染防止のため動画審査となる。部長の上田夏穂(2年)は「舞台に立てないのは残念だが、金賞を目指して『全身・全体・全員で』をモットーに最高のパーマンスをしたい」と部員全員の思いを代弁した。
コロナ禍で制限が多く、全体練習ができる場所や時間を確保するのが難しい。動画審査までの練習時間は少なく、「しばらく練習ができず体力が落ちている。まずは全体の動きを統一するための基礎固めからつくり上げないといけない」と顧問の川島啓希教諭。限られた時間で反復練習をする。
動画審査に向けて急ピッチで演目を仕上げる
4年ぶりに全国行きの切符をつかんだ1月の九州予選で金賞を受賞した。昨年11月から構成を練り、唐津くんちをモチーフとした難易度の高い曲とテンポの速い動作を組み合わせ、心湧き立つ演目に仕上げた。川島教諭は「ショーの構成は良く、見ていてインパクトがあった。演奏の部分は納得できない部分がある」と改善点も挙げたが、それも期待の表れ。まだまだ伸びしろがあるということだ。
部員39人は「見た人にインパクトを与えたい」とダイナミックなパフォーマンスに仕上げる。マーチングステージ全国大会を終えると、次は8月の全国高校総合文化祭の出場権を懸けたマーチング・バトンカーニバルがある。上田は「九州大会で金賞を取り、評価されたことで自信になった。観る人、聴く人が楽しめるパフォーマンスを見せたい」と話した。
九州大会の金賞受賞で自信を持って全国大会に臨む
(柚野真也)
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