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水球 チーム一丸となって全国大会を目指す大分水球クラブ

水球 チーム一丸となって全国大会を目指す大分水球クラブ

 「自分たちのペースで試合をして、全国大会に出場したい」。大分水球クラブ・中学生の部のキャプテン堤凛太朗(城東中3年)は、今週末に控えた「第44回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会(水球競技)」の九州予選を前に意気込みを語った。3位以内に入り、本戦の出場を目指す。

 

 コロナ禍で今年に入って練習が制限され、体力を落とさないように各自が自主練習を重ねた。最近になってようやく全体練習が再開できた。堤は「僕たち3年生は負けたら終わり。不安はあるがやるしかない」と話す。3年生5人、2年生3人、1年生4人で臨む最後の大会に向けて、追い込んでいる。メンバーの半数以上が小学生の頃から競技を始め、泳力がある。スピードとコンビネーションを生かしたカウンターを得意とするチームは、全国を狙える力がある。

 

ポイントゲッターの堤凛太朗

 

 チームの中心は堤。リーダーであり、得点源としてもチームを引っ張る。左サイドからドライブでゴール前に向かい、得点を狙う。「初戦から全力でプレーしてチームを勢いづかせたい。攻守の切り替えの部分で相手を上回ればチャンスができる。今までやってきたことを出せばいい」と気負いはない。練習では率先して声を出し、チームを盛り上げる。

 

 泳いで投げて、ボールを追ってまた泳ぐ。「水中の格闘技」と呼ばれる水球で、コンタクトプレー、激しい攻防に耐えうる体力を付けて、堅守から速攻につなげるスタイルを作り上げた。敏しょう性と機動力を最大限に発揮し、チーム一丸となって全国行きの切符をつかむ。

 

九州3位以内を目指す大分水球クラブ

 

(柚野真也)