OITA SPORTS

7/1 TUE 2025

supported by

ザイナス

フットサル フットサル

バサジィ大分 フットサルのサテライトチームが九州1部に昇格

バサジィ大分 フットサルのサテライトチームが九州1部に昇格

 フットサルのバサジィ大分サテライトが、九州フットサルリーグの1部への昇格を決めた。選手が大幅に入れ替わった今季は、2連敗スタートと苦戦。館山マリオ監督の目指す戦術の浸透に時間を要したが、昨季からの主軸を担ったキャプテンの今給黎空、石井宗人らが監督と選手の間に入り、相互の理解を図った。また、日本代表で長らく活躍した小曽戸允哉が加わり、チーム力は格段に上がった。

 

 リーグ3節以降は全勝し、自動昇格となる2位で全日程を終えた。今給黎は「最終的に昇格できてよかった。2連敗したときはチームとして戦えていなかったが、試合をする度にチームが熟成された感じはあった」と振り返る。GKながらドリブルで攻め上がり、積極的にミドルシュートを狙う「超攻撃型GK」としてスタイルを確立し、今季は2得点した。「来季は1部での試合となるが、自分の目標はトップチームに上がること」と満足した様子はない。

 

九州1部に昇格したサテライトチーム

 

 得点ランキング2位、13得点を決めた石井は、「リーグ序盤はやりたいことができず、戦術が浸透せずにチームとしてバラバラだった。それでも残り試合を全勝したのは力がある証拠。個人的には全試合で得点できなかったのは反省材料。1部では、どんな相手でも年間通してコンスタントに得点をしたい」と更なる飛躍を誓った。

 

 サテライトチームには、現在10人の選手が所属しており、試合ではU-18の選手も加えてチームを編成している。館山監督は「人数が少ないのが課題だが、U-18の選手を引き上げ、サテライトの選手をトップチームに送り出し、常に新陳代謝を図りながらレベルを上げたい」と話す。今季はサテライトからトップチームに昇格した野口茅斗が活躍し、サテライトの存在意義を高めた。来季は1部優勝とともに、トップチームで活躍できる選手育成を目指す。

 

リーグ戦で13得点を決めた石井宗人

 

 

(柚野真也)