
珠玉の一枚 Vol.41 【大分県】
その他
初戦突破のポイント
・組織で守る
・運動量で上回る
・力を出し切る
2年連続2回目の全国高校選抜大会出場となるホッケー男子の玖珠美山。1回戦は今夏の全国高校総体で優勝した丹生(福井県)と対戦する。穴井孟司監督は「強豪校相手に、自分たちがやってきたことがどれだけ通用するかチャレンジしたい。チームの仕上がりは悪くないし、選手のコンディションもいいので楽しみ」と話す。
全国高校選抜大会の出場権を争った九州大会では、初戦で山崎稜賀(3年)が開始10分足らずで負傷退場。攻撃の全権を担うエースを欠いたチームは動揺したが、穴井監督は「稜賀がいなくても力があることを証明しよう。お前たちならできる」と発奮する。監督の檄(げき)に呼応した選手たちは、前線からプレッシャーをかける強度のある守備から速攻につなげ勝利を呼び込んだ。目標の九州王者にあと一歩及ばず、準優勝となったが大きな自信を得る大会となった。
けがから復帰した山崎稜賀
全国大会に向けて、山崎が復帰したことで攻撃力が上がり、ワンランク上のチームとなった。山崎は「みんなに全国大会に連れてきてもらったので、今度は自分が恩返しをする番。初戦から強い相手だが全力で行く。試合の流れを生み出すプレーをしたい」と意気込む。攻撃を組み立て、自ら得点も狙い、仲間をリードする覚悟だ。
スティック技術で上回る相手だが、組織力の高い守備と闘争心で勝る。少々の技術差など覆い隠す運動量で凌駕(りょうが)するつもりだ。穴井監督は「全国高校総体のときは高い位置から守備し、片方のサイドに相手を寄せる戦術がハマった。今回は(対戦相手から)研究もされると思うので、いろんな守備を準備している」と初戦に注力する。
全国大会でまずは初戦突破を目指す
(柚野真也)
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