
珠玉の一枚 Vol.41 【大分県】
その他
ベスト8進出のためのポイント
・平常心
・ひたむきに弓を引く
・大前から流れをつくる
オンとオフのスイッチを上手に切り替え、全国高校選抜大会の出場を射止めた。弓道の男子団体で国東は、「自分たちのペースだった。試合までリラックスし、的前に立てば神経を集中させ、自分たちのペースで弓が引けた」と馬場智義監督。予選3位で勝ち上がり、決勝リーグの5試合は僅差の勝利で優勝した。
大前の坂本匠(2年)は「的中することだけを考えた。流れをつくることができた」と胸を張り、ゲームキャプテンの児玉蒼士(同)は「予選から一人一人が落ち着いていて、会場の雰囲気にのまれなかった」と平常心を保てたと話す。
試合を想定して弓を引く部員たち
10月の県高校新人大会では予選突破したが、決勝では緊張から力を出し切れず、悔しい思いをした。馬場監督は「結果を受け入れ、次の試合に向けて謙虚に練習した。チームワークが良く、みんなで強くなろうという雰囲気をつくれた」と部員の姿勢を誉めた。部員は実戦を想定し、ひたすら弓を引いた。思い描くイメージと異なれば、何がいけなかったのか、次はこうしようと考えてまた次の弓を引く。そういった反省と改善を繰り返した。
全国大会の会場は屋内で、初めての経験となる。馬場監督は「緊張するのは当然だと思う。楽しんでとまでは言わないが、普段通りに弓を引いてほしい」と話し、児玉は「予選突破して、ベスト8以上を狙いたい」と意気込む。
全国大会の目標はベスト8以上
(柚野真也)
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