OITA SPORTS

7/1 TUE 2025

supported by

日栄

フットサル フットサル

バサジィ大分 今季2桁得点となりチーム得点王を争う「Wレフティ」に注目

バサジィ大分 今季2桁得点となりチーム得点王を争う「Wレフティ」に注目

 森村孝志と小門勇太の2人のレフティが、それぞれの今季の得点合計を2桁に乗せたバサジィ大分。ボアルース長野に5-0と快勝し、週末は首位を走る名古屋オーシャンズをホームに迎えて対戦する。伊藤雅範監督は「連敗が続いていたので勝ち点3を取ることだけに集中した。(得点を)決め切れずに終えた試合が多かったので、攻撃はシュートで終わらせるように意識した」と話したように、長野戦では相手の15本を大幅に上回る27本のシュートを放った。

 

 攻撃の軸となるのが最前線に位置するピヴォの森村と小門。左足の強烈なシュートを持ち味とする「似たタイプの二人」(伊藤監督)だが、シュートまでの過程は異なる。ドリブルで仕掛けて、自分のシュートタイミングを作り出す森村、前線でボールをキープし反転してシュートを狙う小門、それぞれ得意の型がある。

 

サイドから仕掛ける森村孝志

 

 二人のスコアラーは性格も異なる。自他共に認めるお祭り男の森村は、感情を前面に出し、勢いづけば止められない。チーム得点王を争う小門を「意識することはない」と話すも、メディアがあおると「パワーは向こうが上だけど、僕はポジション取りや仕掛けの部分で上回る。今日からバチバチ意識します」とリップサービスで盛り上げる。一方の小門は得点しても「運が良かっただけ」と謙虚。「自分が得点できなくても味方を生かせればいい。チームが勝つことが一番。2桁得点もいいが、もっとアシストを増やしたい」と話す。森村については「チーム内に競争相手がいることはいい」と気にする様子はなく、「お互いがしっかり点を取ればいい」と静かな口調で語る。

 

 リーグ戦は残り5試合。現在3位の大分と試合数が2つ少ない首位の名古屋との勝ち点差は9。優勝は現実的ではないが上位で終わり、いい形で来季につなげたい。そして、森村と小門には日本人最多得点を狙ってほしい。

 

チームの勝利に貢献したいと語る小門勇太

 

 

(柚野真也)