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県高校総合文化祭で対局の楽しさ伝えた大分上野丘高校囲碁部

県高校総合文化祭で対局の楽しさ伝えた大分上野丘高校囲碁部

 毎年、団体戦や個人戦で全国大会に出場する大分上野丘高校の囲碁部。現在、部員は2年生6人、1年生1人。幼い頃から腕を磨く経験者、高校から囲碁を始める部員もいる。顧問の安藤耕平先生は囲碁の魅力を、「初心者でも楽しめる。局地で負けても総合的に勝てるところが面白いところ。ある程度の基本を身に付けて詰め碁の本を読めば、定石、布石などが分かるようになる。相手の3手先、5手先を読めるようになれば強くなる」と語る。

 

 囲碁の楽しさを広めるために県高校総合文化祭で、部員4人が囲碁の魅力を紹介し、初心者の生徒に「9路盤の石取りゲーム」のルールを教えて対局した。小玉藍子(2年)は「自分は高校から囲碁を始めたので教えるのは難しかったけど、石を取る面白さは伝えることができた」と話し、フェンシング部と掛け持ちする荻野綾子(同)は「つたない説明になったけど、参加者は楽しんでくれた」と語った。

 

対局で楽しさを広めた囲碁部

 

 今月14日から2日間、九州総合文化祭の女子団体と男子個人戦に出場するメンバーは、対局に備え「打つ」「解く」「見る」「並べる」の基本を繰り返す。囲碁6段、将棋2段の福本龍生(1年)は、「県代表として勝ちにこだわりながら、自分の個性を出したい。春の全国選抜大会につながるような対局をしたい」と意気込みを語った。

 

県高校総合文化祭に参加した部員

 

 

(柚野真也)