
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
第45回全日本U-12サッカー選手権県大会
11月21日 昭和電工サッカー・ラグビー場Aコート
決勝
大分トリニータU-12 1-0ドリームキッズFC
第45回全日本U-12サッカー選手権県大会は、昨年と同じカードとなった。大分トリニータU-12が、ドリームキッズFCとの競り合いを制して、2年連続4回目の優勝を成し遂げた。
大分トリニータが優勝を勝ち取った大きな要因は、攻守の切り替え部分の集中力に見いだせる。守備においてはドリームキッズのロングボールに対し、中盤の選手が競った後のセカンドボールを奪うことを意識させた。攻撃では指導陣は「どうすればボールを前に運べるか」と問い、選手は状況判断しながらパスとドリブルを織り交ぜ、ゴールを目指した。
序盤から互いに攻撃の姿勢を強く打ち出した試合は、前半12分に試合が動く。佐藤煌将(6年)が「得意の距離だったので思い切って蹴った」と豪快なミドルシュートでネットを揺らした。その後も追加点を狙い、増田壮我(同)が細かいステップからドリブルでサイドを崩し、キャプテンの増永大生獅(同)がセットプレーから決定機をつくった。
セットプレーから再三決定機をつくった
後半は首藤圭介監督が「守りに入ったらダメ。相手の長いボールに対しては、ボールの受け手に体を寄せ、周りがカバーするように」と指示を出す。相手の攻撃を受ける時間が続いたが、「選手は苦しい時間を耐え、たくましいプレーを見せてくれた」(首藤監督)。G K佐藤志厳(6年)の好セーブなどがあり、先制点を守り切った。
持ち味を存分に出して優勝を勝ち取った大分トリニータは、全国大会で上位を目指す。増永は「昨年は予選グループを突破したけど、決勝トーナメントの初戦で負けた。今年は先輩たち以上の成績を残したい」と力強く語った。全国でも面白い戦いを見せてくれそうだ。
2年連続4回目の優勝となった大分トリニータU-12
(柚野真也)
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