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高校野球 九州地区大会出場の明豊・大分舞鶴 指揮官に聞く

高校野球 九州地区大会出場の明豊・大分舞鶴 指揮官に聞く

 来春のセンバツ出場を懸けた「第149回九州地区高校野球大会」が6日から始まる。県第1代表の明豊、第2代表の大分舞鶴の両監督に県予選を振り返ってもらい、チームの現状を聞いた。

 

明豊 川崎絢平監督

 

 

Q:県予選の収穫と課題を挙げてください。

 九州大会に向けて緊張感のある試合ができたことは良かった。決勝は序盤のリードを追い上げられる展開となった中で、追われる怖さ、一つのミスで試合の流れが変わる野球の怖さを経験できたのは収穫。大会を通して選手は成長できたと思う。課題は大量得点した後にプレーが雑になったこと。ただ、勝って修正できることはいいこと。

 

Q:ここまでのチームづくりについては?

 コロナ禍で練習試合がほとんどできない状況だったので、試合を想定して、いかに緊張感を持って練習できるかをテーマとしてきた。野球は不確定要素の多いスポーツ。本来なら練習試合は、不確定な部分をなくし、練習してきたことを発揮できるか確かめる場。それができずに不安のまま県予選を迎えたが、選手は練習で蓄えた力を出してくれた。

 

Q:今年のチームの特徴は?

 昨年の主力がごっそり抜けたが、(選手に)言うことは例年と変わっていない。凡時徹底、当たり前のことを高い確率でできるようになろうと伝えている。チームの特徴としては、打線はつながりがあり、ビッグイニングをつくれる。投手陣は昨年のような3枚看板がいないし、軸が1年生なので、これから鍛えなければいけないと考えている。

 

Q:九州大会について

 負けられない。日本一を掲げた以上は、その目標を変えるわけにはいかない。まずはセンバツ出場権を得なければならない。

 

大分舞鶴 河室聖司監督

 

 

Q:県予選の収穫と課題を挙げてください。

 選手は精神的にたくましくなった。それが収穫。準々決勝の大分商業戦の逆転勝利、決勝戦は序盤に大量リードを奪われながら、八回に1点差まで追い上げる粘りを見せてくれた。ただ、課題はまだまだたくさんある。ピッチャーはよく投げてくれたが、コントロールをワンランク上げなければいけない。新チームスタート時のことを考えれば大きく成長しているが、これからもっと成長できると確信できた。

 

Q:ここまでのチームづくりについては?

 打って、打って、打ちまくるチーム、それが私の理想。決勝戦が雨で順延になったので、その日も普段と変わらず打撃練習に多くの時間を割いた。文武両道の学校なので練習時間が2時間程度。限られた時間の中で選手が楽しく、気持ち良く練習できるのが打撃練習だと思っている。強打のチームをつくりたい。

 

Q:今年のチームの特徴は?

 特徴がないけど、穴がないチーム。昨年のチームがたくましかったので不安はあったが、大会を終えるごとに自信を付けている。守備の不安があったが今は打線でカバーできている。素直な選手が多く、まとまりのあるチームだと思っている。

 

Q:九州大会について

 強豪相手にどれだけ戦えるかが楽しみ。臆することなく自信を持って挑んでほしい。周囲の期待は「舞鶴初の甲子園」だが、我々は一戦一戦を全力で戦うだけ。

 

 

(柚野真也)