
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)の県予選企画の最終回は、今大会の注目選手に気になる選手を聞いた。
アウトサイドヒッター 後藤大成(大分工業3年)
2003年5月6日生まれ、180cm、70kg、朝日中学校出身
突出した技術はないが全てが10点満点中7〜8点の高レベル。どんな場面でも相手を冷静に分析し、活路を見いだす。チーム全体の共通認識に「困った時は後藤で!」との思いがある。「まだ監督に求められるところまで至っていないが、きっかけをつかんで爆発したい。負けているときこそテンションを上げて、チームを鼓舞するのが役目」と話す。高校最後の大会となる今大会に死力を尽くす覚悟だ。
気になる選手は?
アウトサイドヒッター 安部竜乃介(別府鶴見丘3年)
いつも決勝戦で当たるので意識するようになった。高い打点からのスパイクの威力はもちろん、よく声を出してチームの雰囲気を盛り上げているように見える。スパイクではかなわないかもしれないが、レシーブでは負けない。チーム一丸となって倒す。
アウトサイドヒッター 安部竜乃介(別府鶴見丘3年)
2003年5月28日生まれ、188cm、72kg、王子中学校出身
県内トップクラスの圧倒的な高さとパワーを兼ね備えた絶対的エース。最高到達点335cmの高い打点から叩き込むスパイクが最大の武器だが、それだけに頼らずプレーのバリエーションを増やしながら進化を目指している。「最後の春高は絶対に勝ちたい。それがチームメートや監督はもちろん、3年間支えてくれた両親への恩返しになると思っている」と並々ならぬ闘志を燃やしている。
気になる選手は?
アウトサイドヒッター 甲斐優作(大分工業3年)
中学選抜で一緒にプレーした。明るくて面白い、チームのムードメーカー。自分に厳しく、ストイックなところもある。高校になってからは別々の高校でお互いエースになった。優作が決めたら、自分も決める。絶対に負けたくない。
(柚野真也)
セッター 二宮蓮(大分工業3年)
2003年11月28日生まれ、173cm、58kg、挾間中学校出身
控えのセッターだがレギュラー陣と遜色ない実力の持ち主。高校に入って学業と両立しながら着実に力を付けてきた。江崎裕之監督は「彼がいるから(レギュラーメンバーに)何かあっても安心」と大きな信頼を寄せる。二宮は「新チームになってからゲームに出ることも増えた。プレーも安定し、周りを見て状況判断ができるようになったと思う」と自身の成長を感じている。レギュラーメンバーとの実力が拮抗(きっこう)しているだけに、出場のチャンスは十分にある。最後の大会で完全燃焼を目指す。
気になる選手は?
セッター 大堀孝一(大分南2年)
中学の時に練習試合などでよく対戦した。その時はそこまで凄い選手というイメージはなかったが、高校では1年時からレギュラーとして試合に出ているし、(春の高校バレーの)オレンジのコートも経験している。トスもうまい。負けられないという思いがある。
リベロ 熊谷航(別府鶴見丘3年)
2003年4月27日生まれ、165cm、58kg、日田東部中学校出身
小学3年でバレーボールを始め、小、中学校ともに全国の舞台を経験。守備の要であり、舞裕太監督は「プレーに対して適切なフィードバックができる。熊谷の存在が周りにいい刺激を与え、全体のプレーの精度が高まる。そういう力を持った選手」と信頼を寄せる。熊谷は「ディグ(スパイクレシーブ)が得意でボールへの反応、状況判断には自信がある。高校最後の春高なので絶対に勝ちたい。試合中に考えることをやめないことが大事」と冷静に頂点を狙う。
気になる選手は?
リベロ 姫野憲史(大分工業3年)
同じポジションで、大分工業とは対戦することが多いので気になるようになった。しっかり拾うリベロでディグの俊敏さに定評がある。体の使い方もすごいと思う。似たタイプなので拾い負けないようにしたい。
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