
【指導者の肖像〜高校スポーツを支える魂〜】 信じる力が未来を変えていく 柳ケ浦高校バスケットボール部監督・中村誠(前編)
バスケ
全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)の県最終予選特集の最終回は、今大会の女子注目選手に気になる選手を聞いた。
シューティングポイントガード 梅徳里李花(藤蔭3年)
2004年1月28日生まれ、160cm、大分中学校出身
きれいなシュートフォームで、ボールがリングに触れることなくネットに入るクリーンシューター。2年生の頃から活躍し、これまで何度も優勝争いを経験したが無冠に終わっている。「(県高校総体以降)チーム内の問題点が見つかり、改善した」と、バスケットボールに取り組む姿勢や普段の生活態度を見直してからは集中力が増した。「最後の大会という実感はあまりないけど、自分たちのバスケを心から楽しみたい」と言い切る言葉に迷いはない。
気になる選手は?
山部伶歩(明豊2年)
3年生になってからの二つの公式戦では、フェイスディフェンスでマークに付かれて振り切れず、自分のプレーができずに終わった。すごいディフェンス力だが、次は負けるわけにはいかない。動揺せず、自分に与えられた役割を完璧にこなすことを考え、試合をつくりたい。
スモールフォワード 伊藤あんな(明豊3年)
2003年7月7日生まれ、160cm、菊陵中学校出身(福岡県)
最終学年となり意識とプレースタイルに変化が出た。元々、攻撃的な選手だが得点へのこだわりが強くなった。「毎試合30点取ればチームは楽になると思う」と、今も自主練習を欠かさず、シュート練習を繰り返す。今夏の全国高校総体では「ドライブは通用したが、シュートバリエーションが少なかった」と収穫と課題、そして自信を得たことで成長速度は増した。今大会は「負ければ終わり。勝ちにこだわりたい」と勝負に徹する覚悟だ。
気になる選手は?
マッチアップする相手選手全員
特定の選手はいないがマッチアップする選手には負けたくない。チーム全員が目の前の相手に勝てば、チームも勝てる。勝ち上がればマッチアップする選手のレベルが高くなるが、負けるつもりは全くない。試合までに調子を上げて、チームのために得点したい。
パワーフォワード 渡辺亜衣(大分2年)
2004年11月6日生まれ、170cm、大分中学校出身
チームの肝となる攻撃と守備でのリバウンドで、いかに優位に立つかが勝利に直結する。リバウンダーとして、「求められていることは一つ」と本人も自覚。ゴール下で体を張り、どれだけ味方のためにプレーできるかを考えている。6月の県高校総体で出場辞退を強いられ、試合への飢え、勝利への欲望は大きくなった。「早く試合をして、フラストレーションを発散したい」。1試合10得点15リバウンドを自らに課す。
気になる選手は?
坂田愛留(明豊3年)
インサイドプレーで確実に得点する選手。飛び込みリバウンドがうまく、ゴール下で劣勢になることが多かった。これまで何度も対戦したが、ファウルで止めることが多かったので、次に対戦するときは粘り強くディフェンスをして、抑え込みたい。リバウンドでは負けたくない。
(柚野真也)
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