
【指導者の肖像〜高校スポーツを支える魂〜】 信じる力が未来を変えていく 柳ケ浦高校バスケットボール部監督・中村誠(前編)
バスケ
全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)の県最終予選が30日から始まる。男女の今大会注目選手に気になる選手を聞いた。
ポイントガード 木原光晴(柳ケ浦3年)
2003年9月18日生まれ、170cm、60kg、滝尾中学出身
圧倒的なスピードと得点力を持つキャプテンは、率先して声を出し、チームを盛り上げるまとめ役でもある。大事な場面でのシュートミスが、3年間自身が抱えてきた課題であったことから、毎日の練習後に自主練で精度を上げるなど、努力を重ねてきた。「僕たちはチャンピオンではなくチャレンジャー」と、前大会覇者としてのおごりはなく、全国への出場権は絶対に譲らない構えだ。
気になる選手は?
安部剛史(大分上野丘3年)
小学生の頃からライバルとして戦ってきて、小・中学時代は勝てなかった相手。試合以外では仲のいい友だちで、中学では県選抜として同じチームでプレーしたこともある。いつでも冷静な彼と僕とではプレースタイルが真逆だが、尊敬する部分は多い。次が高校生として戦う最後の大会なので、決めるべきところできちんと決めて、絶対に勝ちたい。
スモールフォワード 高橋尚太郎(大分舞鶴3年)
2003年9月24日生まれ、175cm、67kg、大分西中学出身
ドライブからの安定感あるシュートを武器に、チームの得点源の1人として活躍。県高校総体では「点を取らなければというプレッシャーから、自分らしいプレーが全くできなかった」と厳しく振り返る。仲間や応援してくれる人たちの期待に応えるべく、体幹トレーニングやシュート練習など、改めて基本を徹底。「自分たちの学年は一度も全国に行けていない。ラストチャンスで絶対に全国に行く」と強気で挑む。
気になる選手は?
長嶺早良(別府溝部学園3年)
練習試合と公式戦で何度かマッチアップしたことがある。スペースの使い方がうまくて、3ポイントも打てる選手。次に対戦したら1対1では圧倒的に勝てるように、当たり負けしないようにしたい。自分の持ち味のジャンプシュートを確実に決めて、彼を上回る得点を挙げたい。
シューティングガード 安部剛史(大分上野丘3年)
2003年10月4日生まれ、175cm、65kg、大分大学教育学部付属中学出身
中学3年時に全国中学体育大会でベスト8、高校入学直後の公式戦から試合に出場し、主力としてチームを引っ張った。今大会を3年間の集大成として位置付け、常に最高の結果を求め続けたエースの目標は優勝しかない。今村泰三監督は「(安部に)何かを指示するようなことはない。監督の意向を分かっているし、勝利のために常にベストの選択をする」と全幅の信頼を置く。得点、アシスト、リバウンドなど、全てを高水準に備え、「過去最高に強いメンタルで大会に臨めそう」と心身ともに充実。過去最高のプレーでチームを勝利に導く。
気になる選手は?
宮本英駆(大分舞鶴3年)
他の選手を気にすることはない。どれだけ自分が向上心を持って、成長できるかを求めてきた。唯一挙げるなら、中学のときに一緒にプレーした英駆くん。高校は別々になったけど「お互い頑張ろう」と励まし合った。対戦するとなれば決勝。お互い準決勝で強敵と対戦するので簡単ではないけど、試合ができたら最高だと思う。
(黒木ゆか)
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