
【指導者の肖像〜高校スポーツを支える魂〜】 信じる力が未来を変えていく 柳ケ浦高校バスケットボール部監督・中村誠(前編)
バスケ
全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)の県最終予選が30日から始まる。男女の今大会注目選手に気になる選手を聞いた。
センター 坂田愛留(明豊3年)
2003年9月2日生まれ、170cm、西福岡中学出身(福岡県)
県高校総体では、ケガを抱えるキャプテンの金丸瑞稀(3年)を「全国に連れて行く」とチームをけん引した。リバウンドやゴール下の得点と、センターの役割を徹底。「前回はライバル(大分高校)がいなかったから優勝できたという思いもある。今回は正真正銘の完全勝利で全国に行きたい」と、おごることなく練習に励んできた。「最近はディフェンスが楽しくなってきた。全チームの得点源を止めたい」と、さらにパワーアップして全国を目指す。
気になる選手は?
岩崎日香(藤蔭3年)
同じ福岡の出身で中学時代にも何度か対戦したことがある。3ポイントシューターで、県高校総体ではミドルからのシュートをうまく止められない場面もあった。彼女をいかに止めるかで勝敗が分かれるかもしれない。センターとしてきっちり守り切りたいし、彼女を上回る得点を挙げてチームに貢献したい。
オールラウンダー 岩崎日香(藤蔭3年)
2003年4月16日生まれ、163cm、姪浜中学出身(福岡県)
ポジションに捉われることなくドライブからの仕掛け、ポストプレー、3点シュートなど得点パターンは豊富。1年生の頃から試合に出ているが優勝はなし。「これが最後のチャンス」と今大会を高校3年間の集大成と位置付けるが、気負いはない。「(県高校)総体で負けて悔しい思いをしたが、チームのつながりが強くなった。今は試合が待ち遠しい」と話す笑顔に自信が宿る。ディフェンスリバウンドを取ってから12秒でゴールする超攻撃的スタイルで頂点まで一気に登り詰める。
気になる選手は?
坂田愛留(明豊3年)
中学の頃に対戦して勝ったり負けたりした。今は明豊の得点源として活躍している。淡々とプレーし、調子の波が少ない選手。決勝を懸けて対戦すると思うので、インサイドからの得点を抑えるためには、チーム全員で守らなければいけない。頑張ってリバウンド勝負で上回りたい。
ポイントガード 梶西未知(大分2年)
2004年6月29日生まれ、163cm、大分中学出身
視野が広く、冷静に試合を組み立て、勝負どころでは自ら得点できるチームの司令塔。その存在感は、2年生にしてすでにエースの風格がある。「相手のディフェンスを見て、柔軟に攻め方を変えたい。一番楽に得点できる方法がベスト」とチームの勝利のために常に最適なオフェンスを考える。夏場は守備力を強化し、「最後まで走り切れる体力が付いた」と地道な練習にも前向きに取り組み、全国舞台に向けて着々と準備を進めた。「いい雰囲気で練習ができている。優勝しか考えていない」と力強く語った。
気になる選手は?
三重野暖(中津北3年)
小学校の頃から対戦しているけど、高校では多くの全国大会に出場して経験値がさらに高くなったと思う。あのドライブは止められないけど、そんなことは言っていられない。準決勝で対戦すると思うので、点を取らせないようにしたい。
(黒木ゆか)
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