大分上野丘高校ラグビー部 佐藤武信(3年) file.827
ラグビー
花園県予選特集 ラグビー(4) ライバルはこの選手です
高校ラグビーの聖地・花園を目指す「第101回全国高校ラグビーフットボール大会」の県予選が始まる。ここでは、高校3年間の総決算となる注目の3年生を紹介するとともに、気になる選手を聞いた。
センター 日隈太陽(大分東明)
2003年8月23日生まれ 186cm、86kg 玖珠中学校出身
186センチ、86キロという恵まれた体格を武器に、突破力でチームに貢献する。快速を生かしたアタックにも定評があり、「自分がチャンスをつくってチームにいい流れを引き込みたい」と目前に迫った県予選に向けて意気込む。しかし、日隈にとって、県予選は通過点に過ぎない。「目標は花園で勝つこと」とその目はすでに全国の舞台を見据えている。
気になる選手は?
センター 永楽豪(大分舞鶴3年)
中学までチームメートだった。高校になって同じポジションになり、国体の選考会に選出されたとき一緒のチームで戦って意識するようになった。その頃より体が大きくなり、フィジカル面が伸びていると感じるが、負けるつもりはない。
スタンドオフ 川上隆輔(大分舞鶴)
2003年5月14日生まれ、167cm、76kg、帯山中学校出身(熊本県)
高校1年の頃から試合に出ているからこそ、2年連続で花園出場を逃した悔しさは誰よりも大きい。戦術理解に長け、試合をコントロールする司令塔は「1年生からずっとこのポジションをしている。昨年(の同大会)はコンバージョンキックを外し、その2点差で負けた。今大会は100%の成功率でチームの勝利に貢献したい」と意気込む。僅差での勝利は考えていない。「圧倒して勝つ!」
気になる選手は?
スタンドオフ 安藤 拓志(大分東明3年)
1年生のときから試合に出ているので意識していた。体型もプレースタイルも似ているので、一つ一つのプレー精度の高さで上回りたい。次は絶対に負けない。2年間の悔しさを晴らし、花園に向けて弾みを付けたい。
NO.8 中野航兵(日本文理大学付属)
2003年9月21日生まれ、174cm、105kg、西階中学校出身(宮崎県)
本来であればFW1列目の選手だが、チーム事情によりNO.8でプレーする。中学までバスケットボールで鍛えた脚力とボールハンドリングがうまく、突破力もある。我慢強く、献身的なプレーはチームに刺激を与える。「このチームの始まりは2月の県新人大会で東明に100点ゲームの大差で負けた。どれだけ成長したか試したい」と大分東明との再戦を楽しみにしている。
気になる選手は?
NO.8 ダウナカマカマ・カイサ(大分東明2年)
初めて見たのが国体の選考会で、印象は「とにかくデカい」だった。体格では負けるが、僕らは縦に強い選手が多いので、力負けしないように粘り強く戦うだけ。カイサを抑え、流れをつくりたい。
(甲斐理恵)