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花園県予選特集 ラグビー(3) ライバルはこの選手です

花園県予選特集 ラグビー(3) ライバルはこの選手です

 高校ラグビーの聖地・花園を目指す「第101回全国高校ラグビーフットボール大会」の県予選が明日から始まる。ここでは、高校3年間の総決算となる注目の3年生を紹介するとともに、気になる選手を聞いた。

 

フランカー 島正輝(大分舞鶴)

2003年8月12日生まれ、182cm、100kg、前所属は大分ラグビースクール(滝尾中学校出身)

 

 

 熱いハートの持ち主。泥くさいハードワークに加え、賢く冷静に試合の流れを読んでプレーできる選手。杉本圭監督は「チームの誰からも信頼され、彼を男にするために頑張ろうと思わせる選手」と評価する。腰痛で離脱した時期もあったが、島は県予選に向けて「これまでやってきたことが正しかったと証明するために、地道にプレーするだけ。その先に花園があり、全国ベスト8がある」と語った。

 

気になる選手は?

NO.8 ダウナカマカマ・カイサ(大分東明2年)

 ライバル校の中心選手。「アイツに気持ち良くプレーをさせてはいけない。タックルでひっくり返す」とFW戦で優位に立って、「自分たちのアタック時間を長くしたい」と思い描く。圧倒して勝利し、全国へ勢いを付けるつもりだ。

 

フランカー 馬越涼(大分東明)

2004年3月1日生まれ 172cm、84kg 花畑中学校出身(福岡県)

 

 

 白田誠明監督いわく、真面目で誠実。言葉より行動で示すキャプテン。本人が「しゃべるのは苦手。その分、戦う姿で示したい」と語る姿に、チームを引っ張るリーダーとしての強い覚悟を感じる。県高校総体では大分舞鶴に敗戦したが、「敗因を探って、しっかり調整している」と気負いはない。 “仕事人”と呼ばれるフランカーとして「でかい相手にもビビらずにタックルにいきたい。目指すのは圧倒的な勝利」と意気込みは十分。

 

気になる選手は?

フランカー 惣福脇和(大分舞鶴3年)

 中学校のときにクラブチームが同じで、ポジションも一緒。ハードワークに定評があり、ラグビーに関する知識もすごい。友人であり、ライバル。よく知っているからこそ負けたくない相手。決勝に照準を合わせて調整している。勝つ準備はできている。

 

NO.8 石田建蔵(大分上野丘)

2003年7月21日生まれ、170cm、74kg、前所属は大分ラグビースクール(滝尾中学校出身)

 

 

 小学3年の頃からラグビーを始め、経験値が高く、自身のプレーと言葉でチームを引っ張る。これまで大分東明、大分舞鶴の2強の壁は厚く、3番手、4番手争いを強いられてきた。多くの同級生が6月で部活を引退したが、高校最後の大会で「悔いなく完全燃焼したい」と受験勉強と部活動を両立してきた。「体は小さいが必死のプレーを見てほしい」と2強に一矢報いることが目標となる。

 

気になる選手は? 

NO.8 岩田力也(大分舞鶴3年)

 中学まで大分ラグビースクールでプレーした仲間。フィジカルが強く、突破力がある。同じポジションなので負けたくない気持ちは強い。準決勝で対戦することを楽しみにしている。タックルを決めたい。

 

 

(甲斐理恵)

大会結果