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将棋 国東高校 2大会連続で全国高校総合文化祭に出場した先輩の意思を受け継ぐ

将棋 国東高校 2大会連続で全国高校総合文化祭に出場した先輩の意思を受け継ぐ

 全国高校総合文化祭の将棋部門・男子個人戦に2大会連続で出場した岡崎禎遼(国東3年)は、4回対局し2勝2敗の成績を残した。「1年のときは1勝しかできなかったが、今回は少し成長できたと思う」と話す。全国大会ならではのピリピリと張り詰めた会場の雰囲気に動じることなく「対局がはじまれば将棋盤だけが見え、集中できた」(岡崎)。得意の粘り強さを発揮し、終盤に勝勢に持ち込んだ。

 

 国東高校将棋部の部長として、岡崎は、全盛期は男女とも部員が多く、ともに団体優勝することもあったという伝統のある部を支えた。部内で対局することは少ないが、小学2年の頃から「オンライン将棋サイト」で対局を重ね、実戦で腕を磨いた。「時間と場所にとらわれず真剣勝負ができ、没頭できた」と振り返る。現在は大学受験に向けて将棋は休止中だが、「大学生になったら将棋は続けたい」と意欲を見せた。

 

対局で腕を磨く

 

 将棋部は2年生2人になったが、来月開催する県高校新人大会に向けて週に4回、90分程度の練習で戦法を学んでいる。2人とも高校から将棋をはじめた。未熟ではあるが、高木啓希は「新人大会で1勝したい」と意欲的に練習に取り組み、高木に誘われて入部した出口涼輔は「相手との駆け引きを楽しみ、2勝したい」と気合十分だ。

  岡崎は「勝利を重ね、部員勧誘に箔(はく)をつけてほしい」と2年生にエールを送った。

 

左から出口涼輔、岡崎禎遼、高木啓希

 

 

(柚野真也)