
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
大分トリニータは10月17日、昭和電工ドーム大分でベガルタ仙台と対戦する。MF野村直輝選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は10月16日付本紙に掲載)
今後の戦い方について、「戦術+α、自分たちの判断で局面を変えるなどの工夫ができるようになること、出る選手がどれだけ責任感を持ってやれるかということです」と話すMF野村直輝選手。今シーズン、主力としての働きが期待されていたが、開幕の徳島戦で負傷し戦線離脱、7月のアウェー・G大阪戦でリーグ戦に復帰した。残留に向けて残り7試合、万全のコンディションで臨む。
―昨シーズンとの違いを感じていますか?
人が変われば、それぞれのキャラクターで雰囲気って変わってくるものなので、全く別のチームになったなという感じです。勝っていないから雰囲気がどうのとかは僕はあまり感じていません。勝ち続けていたら無駄に明るかったりしますが、それはないです。
―試合から遠ざかっている間、チームは苦しい状況が続いていました。
僕も苦しかったです(笑)。早く戻らなきゃという焦りや責任感とかが入り混じって、ちょっと動けるようになるとプレーする、今度は別のところを傷める…を繰り返して、結果的にリハビリが長引いてしまいました。
―リハビリ中、強化した部分は?
栄養を取り、脳のトレーニングに励んでいました。マインドフルネスということで自分の内側の気持ちをいろいろ書いたり、エンゼルスの大谷翔平選手がやっていた「マンダラチャート」を作ったり。真ん中に「Jリーグベストイレブンに入るなら」と書き、自分がどうなりたいかというのを再認識しました。あとはチームが今どういう状況かを客観的に見て分析したりしていました。
―それをすることによって心の整え方に変化はありましたか?
感情を抜きに俯瞰(ふかん)して見られるようになったかなと思います。結構、感情的になってしまう方で、それは長所でもあり、短所でもあったので、そういう自分に気づき、俯瞰することは非常に大事なことだと分かりました。
―どういうプレーをして勝ち点を取っていきたいですか?
あんまり考えすぎてもいいプレーはできないので、そこはもう感覚でやっていけば多少なりとも自分の特長は出せるんじゃないかなと。それと、もうちょっとドリブルで剥がしてパスする回数を増やしたいです。フィニッシュのところは個人の責任だと思うので、そこはみんなで追求しながらやっていけたらいいかなと思います。慎重になりすぎず、でも丁寧にゲームを進めていくことが大事かなと思います。
―降格が頭をよぎることはありますか。
真面目な選手が多いので、みんな必要以上に意識しすぎている気がします。一試合、一試合、自分たちがやることを明確にしながら勝ち点を積み上げていけば結果として「残留」がついてくると思うので、一致団結して頑張っていきたいと思います。
(小野郁)
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