OITA SPORTS

7/1 TUE 2025

supported by

明日香美容専門学校

その他

大分三好ヴァイセアドラー 久保田雅人主将インタビュー「勝者のマインドを意識したい」

大分三好ヴァイセアドラー 久保田雅人主将インタビュー「勝者のマインドを意識したい」

 日本バレーボール界のトップリーグ「V1」が15日から開幕する。守備の要であり、昨季途中からキャプテンとしてチームを引っ張る久保田雅人が、新監督の下で新たなスタートを切るチームや自身のことを語った。

 

Q:リーグ開幕を控え、現在のチームの状態は?

 コロナ禍で練習試合ができず、試合勘が戻ってないのは不安ですが、それはどのチームも同じなので試合をしながら感覚を養えばいいと思っています。チームとしては、ポール監督になって“勝者のマインド”を植え付けられました。勝つために必要なプレーをするためには、勝つための行動、考え方で結果を変えることができる。結果と本気で向き合う気持ちが、勝つための技術を引き寄せることなどをチームで意識するようになりました。

Q:キャプテンとなっての新シーズン、これまでと異なる感情があるのでは?

 昨シーズンの入れ替え戦からキャプテンとなりましたが、それまで副キャプテンとしてチーム全体のことを見てきました。気負うことはないですが、任せられる立場になったことは自覚しているし、練習や試合で雰囲気が悪いときに士気を上げるなど行動で示したいです。監督は選手とコミュニケーションを取ることを大事にしている方なので、思っていることは何でも言える環境をつくりたいです。

Q:昨シーズンと今シーズンの違いは?

 メンバーはほとんど変わっていないので、これまでの経験が上積みできています。課題であったブロックとディフェンス、サーブは集中的に強化し、東京オリンピックに(ベネズエラ代表として)出場したエメルソンが加わって、攻撃力は上がったと思います。エメルソンはプロとしての意識が高く、自分のコンディションもメンタルもコントロールできる選手です。チームを盛り上げるために派手なガッツポーズをしたりする。どれだけ活躍するのか楽しみです。

 

守備の要となる久保田雅人

 

Q:強化した部分とは、具体的にはどんなことですか。

 詳しくは言えませんが、ブロックは3枚にトライし、連係したディフェンスができています。サーブに関しては、これまで以上に攻撃的にサーブを狙えています。サイド攻撃やバックアタックなど攻撃力のあるチームなので、見ていて面白いと思います。

Q:その攻撃力を生かすためには、リベロとして安定したレシーブが必要ですね。

 そこは自分の特徴なので、自分の役割を果たすとともにコートに立ち続けて、チームを引っ張っていきたいです。若い選手が多く、好不調の波はあると思いますが、勢いに乗れば爆発力もある。いいところに目を向け、チームの良さを引き出せればと思います。

Q:今季の抱負を聞かせてください。

 チームとしてはベスト8以上が目標。これまでやってきたブロックやディフェンス、サーブが機能すれば、いい試合ができると思います。昨季は1勝するまでに時間がかかったので、早い段階で1勝して流れをつくりたいです。

 

今季はキャプテンとしてチームを勝利に導く

 

 

(柚野真也)