OITA SPORTS

7/1 TUE 2025

supported by

西日本コンサルタント

サッカー サッカー

ラストバトル〜3年生、最後の戦い〜 サッカー男子 ライバルはこの選手です(2)

ラストバトル〜3年生、最後の戦い〜 サッカー男子 ライバルはこの選手です(2)

高校3年間の集大成として挑む「第100回全国高校サッカー選手権大会県大会」。最高のプレーで勝利を勝ち取ることはもちろんだが、幼い頃から対戦してきたライバルとの対戦も楽しみのひとつ。今大会の注目の3年生を紹介するとともに、気になる選手を聞いた。

 

 

MF前園陽人(大分)

2003年5月17日生まれ、164cm、56kg、大分中学出身、好きな選手はイスコ

 

 

 高校1年生で出場した全国高校選手権大会。「あのときは先輩たちに連れて行ってもらった。今回は自分が後輩を連れて行く番。県予選でもたつくようでは全国でも結果を残せない。圧倒的な力で代表権を勝ち取りたい」と語気を強める。トップ下や2列目のサイドを務める前園は、アタッキングサードでの仕事が中心となり、密集したエリアで的確なパスとシュートで決定機をつくる。

 

気になる選手は?

FW進藤基矢(大分3年)、MF青山京志郎(大分2年)

 他校で気になる選手は、あまり考えたことがない。進藤も青山も自分に持ってない武器を持っている。ライバルというよりは頼れるチームメート。僕たちはインターハイ (全国高校総体)で初戦負けをして悔しい思いをしている。全国選手権ではリベンジしたい。

 

MF広瀬雄太郎(柳ケ浦)

2003年7月1日生まれ、171cm、58kg、前所属は大分トリニータ宇佐Uー15(駅川中学出身)、好きな選手はヨシュア・キミッヒ

 

 

 「攻守で主導権を握って試合ができるように、この1年間は特にキツい練習をやってきた。県予選ではメンバーに入れなかった選手たちの思いを背負って戦いたい」。頼れるキャプテンは、どんなに劣勢な場面になってもリーダーシップを発揮し、チームメートを鼓舞して最高の結果に導く覚悟を示す。中盤のかじ取り役として、周囲とのバランスを取り、決定的なパスで得点をお膳立てする。

 

気になる選手は?

GK塩治晴士(大分3年)

 最後の砦(とりで)となって得点を与えない選手。シュート反応が速く、ビッグプレーでチームのピンチを救う。高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2021 OFAリーグ(1部)で対戦したときは、シュート数で上回ったが2得点に終わった。大量得点はできないが、対戦したらリーグ戦以上の点を取って勝つ。

 

MF片山晴斗(大分南)

2003年11月1日生まれ、163cm、56kg、大東中学出身、好きな選手はメッシ

 

 

 小柄だが球際に強く、ハードワークを身上とする。献身的にピッチを動き回りチーム一の運動量を誇る。キャプテンとなった新チームでは思うような結果を残せず苦しんだが、「3年間の集大成として自分たちができることを徹底したい」と話す。チームに飛び抜けた選手はいないが、片山が先頭に立って戦う姿勢を示し、攻守にアグレッシブなスタイルで大会の台風の目となるつもりだ。

 

気になる選手は?

MF高田優磨(大分鶴崎3年)

 練習試合で何度も対戦したが、ハードワークができ、中盤が連動するチームの中心にいる。足元の技術も高く、味方を生かせるパスを出せる。同じポジションだからこそすごさが分かるし、意識する。鶴崎に勝たないと決勝の舞台となる昭和電工ドームにたどり着けない。チーム力で上回って勝ちたい。

 

 

(柚野真也)

大会結果