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吹奏楽 難曲に取り組み、県代表となった大分高校

吹奏楽 難曲に取り組み、県代表となった大分高校

 県代表として2大会ぶりに九州吹奏楽コンクール(22日、福岡県)に出場する大分。「練習通りに本番で演奏できること」を目標に、平日は2時間、土曜日は半日の練習時間の成果が、「第58回大分県吹奏楽コンクール」の金賞につながった。

 

 部員は3年生25人、2年生29人、1年生14人。進学から資格取得まで多彩なコースで編成されている学校の特色もあって、終業時間が異なり、全員がそろって演奏できることは少ない。そのため「パート別や個人練習で基礎練習に時間を掛けている」と顧問の竹内紀夫先生。特色は全国コンクールで入賞する実力のある音楽コースの部員がいることで、「高い基準を設けることができる」(竹内先生)。また、定期的に外部指導者を招き、専門的な演奏技術を学んでいる。

 

九州吹奏楽コンクールで金賞を目指す

 

 県吹奏楽コンクールでは自由曲に、難曲の「交響変奏曲」を選び、1年前からコンクールに向けて練習してきた。部長の森山怜実(3年)は「難しい曲を選んで後悔したこともあったが、パートごとにしっかり練習したことで音の厚みが出るようになった」と話す。副部長の吉良彩香(同)は「各パートに個々の技術が高い人がいるので、教え合ってまとまりができた」と団結力に胸を張る。

 

 九州吹奏楽コンクールに向けて、夏休みの期間は全体練習を増やし総仕上げ。九州のレベルは高く、全国大会の出場権を手にするのは困難だが、亀山桜英(同)は「毎日短い練習時間のなかで集中して練習できている。難しい自由曲だったが、今は楽しんで演奏できている」と成長を口にし、谷村春佳(同)は「九州大会では3年間の集大成として最高の演奏をしたい」と意気込みを語った。

 

部員をまとめる部長と3人の副部長

 

 

(柚野真也)