
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
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大分トリニータは7月10日、昭和電工ドーム大分で浦和レッズと対戦する。GKポープ・ウィリアム選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は9日付本紙に掲載)
今シーズン、2年ぶりに完全移籍でトリニータに復帰したGKのポープ・ウィリアム選手。プロサッカー選手になって9年目、4月25日のアウエー浦和戦でようやくJ1デビューを果たした。「諦めなくて本当に良かった。僕は這(は)い上がった…」と、これまで支えてくれた母親をはじめコーチや友人たちへの感謝の気持ちをブログにつづった。「いまは内容どうこうではなく、結果が一番なので、しっかり結果を出していきたい」と表情を引き締めた。
―先発が定着し試合を重ねていますが、手応えは?
例えば(ゴール前から)出る場面なのか、止まる場面なのか、中には(自分の)ポジショニング次第で防げたかなという失点もあります。毎回、出てきた課題を修正して次に臨むよう努めているので、試合に出始めた最初の頃と比べたらプレーは少しずつですが整理されてきたかなと。ただ、僕の中ではまだまだ100%の力を出し切れていない感じもしています。
―今シーズンは勝ち点を積み上げられず苦しい戦いが続いています。高めていきたい部分は?
正直、どことやってもめちゃくちゃ(力の)差を感じて負けたという試合はなくて、本当に僅差だったなという思いが強く、その、わずかな差を埋めていけるようしっかりやっていきたいです。プレスに来た相手に対していかに数的優位をつくられるか、サイドで崩す場面など、全員の意思を統一し、タイミングを合わせてやりきることが大事。サイドや前線の選手ならシュート、僕だったらゴールを守ることです。
―一昨年の在籍時と比べて戦い方は変わっていますか?
僕自身のやることはそんなに変わってないし、他の選手たちもカタさん(片野坂知宏監督)の戦術にのっとってプレーできていると思います。試合の状況に合わせて、選手自身が判断して立ち位置などを変えたりしていますが、自分たちがボールを持つという意味では僕も含めてやれることはまだまだたくさんあると思っています。
―現在の順位についてどう考えていますか?
僕たちは毎試合、本当に勝ちにいっていますが結果につながらないのは悔しいです。(この順位は)誰も納得していないし、僕自身、相当危機感を持っている。それを変えられるのは選手である僕たちしかいません。そういう中でも暗くならず、明るい雰囲気でトレーニングができているので、(今シーズンの)後半戦は良い方向に向かっていけるんじゃないかな。結局、毎日、自分と向き合い、自分がやれる精一杯のことをやっていくことが、どれだけ積み重ねられるかが勝負の〝きわ〟だと思っています。
―次戦に向けた意気込みを。
本当に厳しいゲームになると思いますが、もう負けちゃいけないというか、どれだけポイントを取っていくかだと思うので、とにかく全力で。自分のプレーが勝ちにつながるよう、「僕で勝った!」って言ってもらえるような試合ができたらと思っています。
(小野郁)
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