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甲子園を目指す注目の3年生 ライバルはこの選手です!①

甲子園を目指す注目の3年生 ライバルはこの選手です!①

 2年ぶりに開催される全国高校野球選手権大分大会。高校球児の憧れの舞台となる甲子園を懸けた戦いが始まる。ここでは今大会の注目選手を紹介、気になる選手を聞いた。

 

黒木日向(明豊3年)

2003年4月3日、右投左打、セカンド、172.5cm、75kg、津久見第一中学出身(前所属チームは大分南リトルシニア)

 

 

 県内の高校で甲子園出場が最も近い位置にいると、明豊を志望校に選んだ。3年がたち、その選択に間違いはなかったと言い切る。「センバツ(選抜高校野球大会)で準優勝し、個人的にも結果を出せた」と広角に打ち分ける柔らかいバッティングで勝利に貢献したが、慢心はない。「春先が良くても夏に調子を落とす選手を見てきた」と毎日バッティングフォームを動画で見直し、理想のフォームで打てたセンバツのそれに近づけている。左中間に抜ける打撃が出れば本調子。日本一を目指すために、まずは県予選突破に全神経を研ぎ澄ます。

 

気になる選手は?

林田夢大(津久見3年)

 ウチの3枚看板の次に県内ではいい投手だと思っています。140㌔台のストレートにキレのあるスライダー。練習試合でも簡単に打ち崩せなかった。小学生の頃から対戦していますが、苦手意識はないです。対戦するとなれば決勝。負ける気はないし、快勝して甲子園への勢いを付けたいです。

 

小手川豪(津久見3年)
2003年7月12日、右投右打、ライト、174cm、65kg、津久見第二中学出身

 

 

 2年前に監督に就任した藤丸崇監督に、小学生時代から指導を受けた秘蔵っ子。俊足強肩が持ち味。バントヒットでの出塁率は高く、走者となれば貪欲に進塁を狙う。「猪突(ちょとつ)猛進型の選手だが、何も言わずとも僕の意図を理解して動いてくれる」と藤丸監督。監督の目指す野球の体現者として2番を担い、津久見のキープレーヤーであることは間違いない。本人も自覚しており、「守備が得意だが、最近はバッティングも自信が出てきた。勝つための野球をしたい」と勝負に徹するつもりだ。

 

気になる選手は?

若林蓮(大分3年)

 幼なじみで中学の頃のチームメート。いつも一緒に遊んだけど、今は違う高校に行き敵となった。お互いに勝ち上がれば準々決勝で対戦する。高校3年間でどれだけ成長したか見せつけたい。絶対に負けたくないし、あいつもそう思っているはず。とは言っても、球場で会えばいつもしゃべるし、仲良しであることは変わらないです。

 

 

(柚野真也)

中野翼(藤蔭3年)

2003年4月28日、右投左打、ライト、173cm、73kg、田主丸中学出身(福岡県)

 

 

 “夏に強い”が藤蔭の代名詞となっているが、一日最低千本のスイングを課し、多い日は2千を超えることもあった一冬を越し、勝負の夏を迎える。「どこよりも振った自信はある。調子は上がっている」と中軸打者として、走者を返す一打を突き詰めた。「副キャプテンであり、寮長でもあり、いつもチームのことを考えて動ける」と竹下大雅監督の信頼も厚く、夏の主役となるべく今もなおバットを振り続ける。勝負強さと強肩を武器に3大会連続の甲子園出場を目指す。

 

気になる選手は?

黒木日向(明豊3年)

 春の選手権(第139回県高校野球選手権大会)の決勝で明豊に21―1の大差で大負けした。いいピッチャーがいて点も取れなかったけど、打者では柔らかいバッティングと強い打球で際立ったのが黒木君。あの広角に打てる技術はすごい。力の差を感じたが、あの負け、あのバッティングを見てから、本気で自分のバッティングを追求するようになりました。