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全国高校選抜大会 ハンドボール女子 大分がベスト16 経験を武器に「夏」に向けて走り出す 【大分県】

全国高校選抜大会 ハンドボール女子 大分がベスト16 経験を武器に「夏」に向けて走り出す 【大分県】

第49回全国高校ハンドボール選抜大会
3月25日 クラサス武道スポーツセンター
女子2回戦
大分24(15―10、9―10)20埼玉栄
3月26日 べっぷアリーナ
女子3回戦
神戸星城(兵庫)27(12―7、15―12)19大分

 開催地代表の大分が今大会の県勢で最高のベスト16入りした。2017年度の全国高校選抜大会で同校を日本一に導いた滝元泰昭監督が率い、堅守速攻のスタイルを貫く。目標の「ベスト8」にはあと一歩届かなかったが、2回戦の埼玉栄戦、3回戦の神戸星城(兵庫)戦を通じて、課題と収穫を得た。貴重な経験を全国高校総体や国民スポーツ大会につなげようと、気持ちを一つにしている。

 初戦の埼玉栄戦は立ち上がりこそ硬さが見えて先行されたが、宮上芽生(2年)の得点を皮切りに、徐々に波に乗った。要所で阿部朱祢(同)らのロングシュートが決まり、徹底した守備の強化練習も生きた。宮上と並んでチーム最多の9得点を挙げた井上心暖(同)は地元開催だった前回大会をけがで欠場した。昨秋に復帰し、念願の初舞台に立ったエースは「相手が(攻撃で)何をしてくるかが分かり、全員でしっかりと守ることができた」と機能した守備に手応えを感じた。

ベスト16で大会を終えた大分のメンバー

 3回戦の神戸星城は前回大会の初戦で敗れた相手だった。「自分たちより身長が高い。負けずに強く当たり、守備を固めよう」と雪辱を期した。試合は開始早々、宮上芽生がゴール前を固めた相手DFをかわし、先制点を挙げた。緊迫したシーソーゲームになったが、前半の終盤から徐々に点差を広げられた。速攻や、巧みなボール回しで追撃したが、あと一歩及ばなかった。

 試合終了後、滝元監督は選手に語りかけた。「やれる力はある。負けたことよりも立ち向かえなかったことが悔しい。勝ちたいという熱量、試合にかける気持ちを前面に出せれば、もう少しできた。ここから夏までにどうはい上がっていくかだ」

GK工藤を中心に堅守で勝利をつかんだ

 もっと相手を追い詰めることはできた。その思いから、あえて厳しく気持ちの部分を指摘した。しかし、内心は大会に向けて練習に打ち込んだからこそ、成長したことを評価している。司令塔の宮上、井上を中心にした攻撃をはじめ、神戸星城戦に途中出場で2得点した左利きの山本あさひ(1年)らの台頭があった。指揮官は「練習したことを試合で出せれば十分に戦えるということを理解すれば、日頃の練習の質が上がる。そこに期待したい」と奮起を促す。

 キャプテンのGK工藤かいら(2年)は「一人のミスを全員でカバーし、試合の中で良い部分を継続する力をつけたい。夏にリベンジできるように、みんなで練習から強い気持ちで取り組みたい」と決意を新たにした。4月には新入生を迎える。大切なことを学んだ1、2年生14人が引っ張り、全国の舞台で8強入りの目標を果たすつもりだ。


(坂本陽子)

大会結果