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全国高校選抜大会 注目選手 万能型の勝負師 中嶋恋暖(明豊2年) 【大分県】

全国高校選抜大会 注目選手 万能型の勝負師 中嶋恋暖(明豊2年) 【大分県】

 明豊ソフトテニス部の副キャプテン、中嶋恋暖(れのん、2年)は前衛、後衛のどちらもできるオールラウンドプレーヤー。戦況に応じて、ポジションを変更できる貴重な選手だ。全日本高校選抜大会の出場権を懸けた九州地区予選会では、女子団体を制す原動力になった。

 九州地区予選会の1、2位決定戦では、中嶋は1年の諏佐杏とペアを組み、1番手として出場。U―17日本代表選手を擁する宮崎商業との大一番で、長いラリーを制し、4―3で勝利。チームに勢いをもたらした。「楽しんで試合をやり切れた。大事な1ポイントがなかなか取れない場面もあったが、諏佐さんと力を合わせた」と笑顔を見せた。

ペアを組む中嶋(右)と諏佐

 国東市安岐町出身。姉の影響を受け、小学1年の時に地元の「安岐BOMBEE(ボンビー)ソフトテニスクラブ」に入った。上級生のラリーを見て、「自分もあんなプレーができるようになりたい」と憧れを抱いたことが原点だ。明豊中学校から明豊高校へ。西村知樹監督のもと、厳しい練習メニューを通して心身共に成長を実感している。

 例えば、心肺機能や筋力を最大限に上げるために追い込む「フェーズ1」のトレーニングがそうだ。「以前は相手にリードされたら諦めたり、自分の気持ちをうまくコントロールできなかったりした。でも、フェーズ1で自分を鼓舞しながら練習することで、試合中も勝ちたい気持ちを前面に出せるようになった」。緊張することなく、試合を楽しむ余裕も生まれた。

 普段は後衛のポジションで、対戦相手がどう考えているかを予測し、先手を打つ心理戦を得意としている。「自分の考えとピタリとはまったときが楽しい」と勝負師としての一面をのぞかせる。競技を通して、「できない課題があるからこそ、それを解決するために努力し、成長する。普段の生活でも同じだと思う」と人間的な成長にもつなげている。

全国選抜では日本一を目指す

 4月には最上級生になり、新1年生を迎える。明豊は中高一貫校のため、中学生と一緒に練習をしており、全国中学校体育大会の団体で準優勝したメンバーが加入する。「まずは新1年生に上級生として背中を見せられるように実力をつけたい。片山伊織キャプテンを支え、自分の意見に責任を持って言えるようになりたい」と誓う。

 全国高校選抜大会の目標は「ベスト8の壁を破り、日本一になること」。仲が良く、何でも言い合えるというチームメートと共に、全国の舞台での挑戦が始まる。


(坂本陽子)

大会結果