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別府翔青高校簿記部 エコノミクス甲子園初出場 活躍を刺激に学び合う 【大分県】

別府翔青高校簿記部 エコノミクス甲子園初出場 活躍を刺激に学び合う 【大分県】

 別府翔青高校簿記部は、専門的な知識の習得と実社会との関わりを大切にしながら活動している。部長で2年の重白慈斗(いっと)と1年の坂本朔太郎は2月に東京で開かれた「第20回エコノミクス甲子園」(全国高校生金融経済クイズ選手権)に県代表として初めて出場した。全国の舞台に立った2人は、部員にとって学びの目標となる存在である。

 エコノミクス甲子園は金融経済知識の高校日本一を決める大会。2人1組でクイズに答え、優勝チームは米国ニューヨーク研修旅行に招待される。知的好奇心が強く、日本商工会議所の簿記検定2級や、全国商業高校協会(全商)の会計実務検定で3種目全てに合格した重白が「これは自分が一番望んでいた大会。経済のクイズなら張り合えそう」と一目置いている後輩の坂本を誘ってペアを組んだ。昨年12月に予選となる大分大会に挑み、見事に優勝した。

右は部長の重白、左は坂本

 昨年12月の大分大会では、県内8チームの中で優勝。全国大会では地方大会を勝ち抜いた850チームの中から選ばれた精鋭41チームが集まり、海外招待枠として中国代表も参加した。本戦のクイズは片山さつき財務大臣が1問目を出題した。個人の経済知識を問う筆記やプレゼンテーションもあった。貴重な体験をした2人は「やりがいがあって楽しかった。もっと勉強して来年につなげたい」と向学心を刺激された。

 部員は1、2年の計10人。主な目標は毎年6月にある大分県高校簿記競技大会で結果を出すことだ。昨年は一般の部で1、2年生が団体優勝した。専門の部で団体優勝すれば、全商の全国高校簿記競技大会に出場できる。これを目標に掲げ、部員同士で教え合いながら力を付けている。

6月の県高校簿記競技で好結果を目指す

 週末は有志で地域主催の行事に積極的に参加している。顧問の松尾真由美教諭は「簿記の知識だけでなく、世の中とのつながりを通して、将来の選択肢を広げてほしい」と願う。発想力が豊かな坂本は「いろいろなことを知られて楽しく、お金の流れなどの実務的なことも分かる。将来は起業を考えている」と自身のライフプランを描きながら、アンテナを張っている。


(坂本陽子)