総合型地域スポーツクラブ　ゆふいんチャレンジクラブ　交流の場としての機能も果たす

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　ゆふいんチャレンジクラブの発足は2010年。発足当時は地域の子どもを中心にした教室が主だったが、「大人の教室もやってほしい」という地域の声から教室数が増え、現在では子ども向けの体操教室やテニススクール、大人や高齢者向けのバドミントンや健康体操など12の教室がある。また、由布市では『スポーツで健康立市』を掲げており、市民の健康づくりの一翼も担っている。子どもたちは運動を始めるきっかけとして、大人は体力維持や健康増進のためにと、さまざまな目的を持って参加している。

　毎週火曜日に開催されている『シニアエクササイズ教室』には、60代から最高齢は90代まで30人以上が参加する。ゆったりとした音楽に合わせたストレッチから始まり、リズム体操や椅子を使った筋力トレーニングなど誰でも簡単にできる動きを取り入れながらも、90分間しっかりと体を動かせる充実の内容だ。

シニアエクササイズ教室の参加者たち

　｢この教室は高齢者の体力強化や健康維持を目的としてるが、地域の皆さんが集まっておしゃべりできる憩いの場にしてほしいという思いもある｣と、クラブマネージャーの加藤和子さん。クラブのモットーである“いつでも・どこでも・誰とでも”の通り、地元を中心に老若男女が集まり、交流の場としての機能も果たす。

　地域の祭りやクリスマス会、スポーツ交流会などのイベントも開催。普段は直接交流する機会の少ない子どもと高齢者のつながりをつくり、教室や年齢の垣根を越えた交流の拠点にもなっている。加藤さんは、｢クチコミで入会してくれた会員さんが多いのはうれしい。これからも地域に根差したクラブとして多くの会員が参加できる教室を開催しながら、知名度も上げていきたい｣。最近は教室に足を運ぶことができない高齢者などを対象にした出張教室にも力を入れるなど、“スポーツで笑顔と元気”を目指して、活動の幅を広げている。