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バサジィ大分 大暴れ宣言 吉田圭吾の逆襲 【大分県】

バサジィ大分 大暴れ宣言 吉田圭吾の逆襲 【大分県】

 悔しさを飲み込んだまま、シーズンは終われない。バサジィ大分はレギュラーシーズンを5勝4分13敗の10位で終えた。だが、試合は続く。15日から始まるファイナルシーズン。7位から12位による下位リーグで、年間順位を一つでも押し上げる戦いが待っている。

 「(レギュラーシーズンは)望んでいた結果ではなかった」。キャプテンの吉田圭吾は言い切った。100パーセントで取り組んできた自負はある。それでも数字として、勝ち点として残せなかった現実がある。最大の要因は得点力不足だった。ゴール前までボールは運べる。崩す形も共有できていた。しかし、キーパーとの1対1、こぼれ球、ビッグチャンスなど、あと一歩を仕留め切れない場面が続いた。個の責任であり、同時にチームの課題でもあった。

ファイナルシーズンに向けて士気が高まる

 今季は新加入が多く、守備から構築した。共通認識を徹底し、土台を固めるアプローチは間違いではなかった。ただ、その意識が強まるあまり、先制後のゲーム運びに迷いが生じた。「守ればいい」という無意識。1点を奪ってから自分たちのペースに持ち込めず、流れを手放す試合もあった。攻守のバランス、その微妙なあやが順位に反映された。

 チームの得点王1、2位はベテランの仁部屋和弘(8点)、田村龍太郎(7点)。頼もしい存在だが、吉田は自らを含め中堅・若手の奮起を求める。「あの2人より点を取らなければいけない選手はいる」。その言葉は、自身への矢印でもある。負傷の影響はあった。それでも後半戦に出場しながら1得点にとどまった事実から逃げない。「チームに何も残せていない」。その自省が、覚悟を鋭くする。

 レギュラーシーズン最終戦の大阪戦では、攻守が噛み合った。キーパーを含め全員で守り、全員で攻めた。あの感触をファイナルシーズンの5試合に凝縮できるかどうか。吉田は「全部勝つ」と断言する。10位にいる責任を受け止めた上で、勝利以外を認めない姿勢だ。

「得点とアシストでチームを勝利に導く」と宣言した吉田

 狩野新監督も背中を押す。「今はフラットな状態。自ら得点を取りに行く姿勢が出てきている。1対1のドリブルからの得点、守備強度の高さは大きな武器だ」。ボールを奪い切り、そのままゴールまで持ち込む推進力。背中で引っ張るタイプ。それが指揮官の吉田評である。

 吉田は言う。「大暴れしかしない」。イエローカードがたまっていると笑いながらも、気持ちは100パーセント出し切ると誓った。ゴールで流れを変え、アシストで勢いを生み、自らのプレーでチームを鼓舞する。

 守備から築いた土台はある。足りなかった得点は自分が補う。キャプテンの覚悟が、ファイナルシーズンの行方を握る。悔しさを勝利に変える5試合が間もなくはじまる。


(柚野真也)