冬の高校スポーツ全国大会 ラグビー 死の組も恐れず 大分東明の真価を示す 【大分県】
ラグビー
NEW!
第48回大分県高校新人ラグビー競技大会
2月1日 大分スポーツ公園サッカー・ラグビー場Bコート
決勝
大分東明50(19―7、31―7)14大分舞鶴
ラグビーの県高校新人大会決勝は第1シードの大分東明が大分舞鶴を50―14で下し、2年ぶり7回目の優勝を飾った。花園を経験した選手が主力を占める新チームは計8トライを挙げ、幸先の良いスタートを切った。
試合は序盤から大分舞鶴陣内に深く侵入した。前半2分、ハーフウエーライン付近から素早く展開すると、CTB安藤晴琉(2年)が左中間に先制トライ。同7分には相手ゴール前のラインアウトからモールを押し込み加点し、12分には再び安藤が敵陣22メートルライン付近のスクラムから左中間に持ち込んだ。後半は徐々にペースをつかんだ大分舞鶴に1トライ差まで追い上げられる場面もあったが、地力を発揮してWTB中村悠人(同)ら5人による5連続トライで、突き放した。

層の厚さと経験値では追随を許さない。決勝戦の先発選手15人中11人が、第105回全国高校ラグビー大会でベスト16入りしたチームの先発経験者である。昨夏にU―17日本代表として国際試合を経験したWTB山本愛翔、PR神崎喜裕、SO吉田夏樹、U―17九州代表のLO石井颯太、LO篠田英作の2年生5人は、花園8強を成し遂げた先輩世代に続く存在だ。彼らを中心とした現在の陣容は、「第2期黄金世代」と呼ぶにふさわしい。
目標は「日本一」を掲げる。最強世代と評された3年生が率いた2024年度は5度目の花園で8強入りし、高校ラグビー界に新風を吹き込んだ。強豪校に育てた白田誠明監督は型にはめず、選手自身が成長を楽しむ「エンジョイラグビー」を標ぼうする。「今年はもう一つ成長させたい。選手が自分たちで決めて、責任をもって実行する『自治』を目指す。たとえ失敗しても『ダメだ』という風土を作らないのが指導者の役目。そのための下準備の時期で、いろいろな選択肢を身につけさせたい」と白田監督は言う。何が起きるかわからない試合の局面をコントロールするのは選手自身だ。考えて、動く。「東明メソッド」で次の段階へと導く。

次なる舞台は九州高校新人大会(21~25日・佐賀市)で優勝し、全国高校選抜大会に出場すること。頼れる3年生が抜けた今、中心となる2年生がチームをまとめていけるかが鍵を握る。県新人大会の試合後、白田監督は「選手たちで話し合っているが、まだ正解には導けていない。実行することが大事。見守りたい」。頂点への挑戦はこれからだ。
(坂本陽子)
地区を選択
学校名を選択