県高校新人大会 バレーボール男子 経験値の高さを発揮した大分南が3連覇 【大分県】
バレー
NEW!
将来の日本代表候補が集う舞台に、大分県から4人の選手が選ばれた。2月13、14の両日、東京・エスフォルタアリーナ八王子で開催される「2026全日本ジュニアオールスタードリームマッチ」。高校生12人と中学生1人で構成される13人が1チームとなり、4チームによる総当たりで戦う。その特別な舞台に、東九州龍谷から忠願寺莉桜(2年)、松尾侑和(同)、吉村はぐみ(同)、大分商業から安藤美空(同)が選出された。4人はそれぞれ別チームに分かれ、対戦する。

中心に据えられる存在が、オポジットの忠願寺だ。2年連続の選出。世代屈指のサウスポーとして、すでに世界も知る。女子U―19世界選手権ではベストスコアラーとベストアタッカーの2冠を獲得した実績が示す通り、決定力は別格である。「同年代には絶対に負けたくない」という言葉に、次世代のエースとしての自覚がにじむ。チームメイトだった松尾、吉村と敵として向き合う構図も、この舞台ならではの刺激だ。
ミドルブロッカーの松尾は、高さという明確な武器を携えて挑む。178センチの長身を生かしたブロックは、全国でも通用するポテンシャルを秘める。春の高校バレーでセンターコートに立った経験が、自信と責任感を育てた。「後悔のない1年にしたい」。最上級生として迎えるシーズンを見据え、ドリームマッチを自己研さんの場と位置付ける姿勢が印象的だ。
ゲームを操るのがセッターの吉村だ。安定したトスワークに加え、鋭いサーブという攻めの武器を持つ。ライン際、ネット際を射抜くサーブは流れを一気に引き寄せる力がある。全国の舞台を何度も踏んできた経験値は、即席チームの中でも際立つだろう。一方で、さらなる成長を求められる立場でもある。ゲームメークの質を高め、全国トップの中で自らの価値を示す。

大分商業の安藤は、進化の途中にいるミドルブロッカーだ。高い打点から放たれるスパイクはしなやかで力強い。新チームでは早い攻撃にも取り組み、プレーの幅を広げている。中学3年時以来2度目となるドリームマッチ。「自分より高い相手の上を打ち抜く」という言葉通り、ブロックの壁に挑み続ける姿勢が成長を物語る。
全国トップレベルが集う舞台は、序列を決める場ではない。自らの現在地を知り、次への課題をつかむ場所である。大分の4人が、それぞれの武器と覚悟を携え、全国の強者に挑む2日間。その経験は、必ず次の大会、次の成長へとつながっていく。未来を切り開くための真剣勝負が、まもなく幕を開ける。
(柚野真也)
地区を選択
学校名を選択