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主将奮闘記vol.6 大分雄城台高校ハンドボール部 三重野凌空(2年) 「全国大会で思い切りシュートを打ちたい」

主将奮闘記vol.6 大分雄城台高校ハンドボール部 三重野凌空(2年) 「全国大会で思い切りシュートを打ちたい」

 新チームの力試しとなる全国高校ハンドボール選抜大会九州地区予選は中止になったが、大分県代表として全国大会に出場することが決まった。三重野凌空は「常に全国で勝つことを目指してやっている」と、すでに照準を全国大会に合わせている。

 ミドルからロングレンジまでの長距離シュートを得意とする三重野は、経験こそ浅いが、小学生の頃は投手として野球をしていたこともあり地肩が強い。昨年春の新型コロナウイルス感染拡大の影響で部活動が停止した間は、筋力トレーニングを重点的に行ったことで体重は7㌔増量。シュートのスピードと威力も増し、コンタクトプレーで負けることが少なくなった。「自分の間合いと体勢でシュートを打てば外す気はしない」と全国舞台で大暴れする準備はできている。

  

Q:キャプテンになった経緯は?

 7月の県高校総体が終わった後に監督と3年生の推薦で決まりました。3年生の試合に出させてもらっていたのですが、3年生は県高校総体では優勝したけど全国大会につながらず悔しい思いをしたので、先輩たちの分まで精一杯頑張りたいと思う気持ちは強いです。

 

Q:理想のキャプテン像はありますか?

 チームが苦しいときに頼りになるのがキャプテンだと思っています。言葉でどうこう言うタイプではないので、背中で引っ張っていけるキャプテンになりたい。チームを背負う責任は感じるし、自分がやらなければいけないという気持ちは強くなりました。プレッシャーはそんなに感じませんが全国制覇を狙えるチームにしたいです。

 

強烈なシュートが武器の三重野凌空

 

Q:新チームの特徴を教えてください。

 前チームより速攻が速く、守備も堅くなっています。堅守速攻で相手を圧倒できるチームを目指しています。チームとしては速攻が出ると盛り上がるし、勢いに乗るので、その形を極めたいです。

 

Q:大分雄城台高校でハンドボールをしたいと思った理由は?

 周りは小学生の頃からハンドボールをしている人が多かったのですが、僕は中学からハンドボールを始めたこともあり、活躍できなかった。それでも平井(徳尚)先生が声を掛けてくれて、先生の指導を仰げばうまくなると思えたので受験しました。実際に入ると練習はキツいし、先生の要求も高く大変ですけど、全国で勝つことを意識して練習しています。練習試合でもすごく手応えがあるし、全国で結果を出せると思っています。

 

Q:では全国大会で勝つために必要なことは?

 県高校新人大会のときより守備が機能するようになったので、もっと精度を上げることができればと思います。攻撃力はあるので、足を使って運動量を増せば勝つチャンスは増えると思います。個人的には昨年の春に体重を増やし、パワーがついた。得点力が上がったと思うので、全国大会では思い切りシュートを打ちたいです。

 

Q:では、最後にハンドボール部ならではの伝統、あるあるネタはありますか?

 公式戦の前には部室の前に塩をまいて、お酒をかけて清めます。これはずっと続いている恒例の行事です。あとは集合時間に遅刻したら罰則の掃除があります。

 

「目標は全国制覇」と語った

 

 

(柚野真也)