現役プロが熱血指導 大分に広がる「バスケの灯」 【大分県】
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主将奮闘記vol.3 明豊高校バスケットボール部 金丸瑞稀(2年) 「勝つことで自信を深め、強さを手にしたい」
2015年に全国高校選手権大会(ウインターカップ)に出場して以降、全国舞台から遠ざかっている女子の明豊高校バスケットボール部。低迷期を乗り越え、昨年は県高校総体、ウインターカップ県予選でベスト4入り。今年からシード権を得て、新チームとなり最初の公式大会となる県高校新人大会を迎えている。
1年生の頃から試合に出場し、昨年からエースとして活躍するのが金丸瑞稀(2年)。外角からのシュートを得意とするチームの得点源は、キャプテンの重責を背負ったことで勝利への思いが強くなった。「チームが強くなるために何ができるかを考えている」。強いチームは勝負強い。勝つことでしか手にすることのできない“何か”を求め、コート上では唯一無二の存在になる覚悟だ。
Q:キャプテンになった経緯は?
ウインターカップ県予選が終わった2週間後ぐらいに、チーム内の投票で選ばれました。キャプテンになったことがないので不安でしたが、今まで経験できなかったことができると、ポジティブに思うようにしています。
Q:キャプテンとして心がけていることは?
一人一人に声をかけるようには意識しています。これまで、思っていることを口にしたり、態度に出すのは苦手でしたが、「キャプテンなんだから」「自分を変えなければ」と思っています。
Q:新チームの手応えは?
技術の高い選手が多く、前のチームとメンバーもほぼ変わっていない。目指すバスケも変わらないのでチーム力は上だと思います。最近はオフェンスからリズムをつくれているし、ジャンプシュートの成功率も高くなっているので、いい状態を保てています。4月になれば実力のある新入生が入ってくるので、ユニフォーム争いが厳しくなるけど、チームが強くなるためには必要だと思います。
Q:どんなプレーでチームの勝利に貢献したいですか?
チームが困った時に得点できる選手になりたいです。そのためには得意のジャンプシュートの成功率を上げ、苦手な接触プレーからも得点できるようにしたい。ルーズボールの奪い合いでも負けないように、強い気持ちを持って、みんなを引っ張りたいです。
エースであり、キャプテンでもある金丸瑞稀
Q:明豊高校でバスケットボールをしたいと思った理由は?
実績のない私に監督が声をかけてくれました。強いチームでバスケをしたかったし、練習に集中できる環境だった。「明豊なら成長できる」と思い、進路を決めました。最近は結果が出るようになり、来て良かったと本当に思っています。
Q:バスケットボール部ならではの伝統や“あるあるネタ”はありますか?
大会前はなぜかみんなテンションが高くなり、盛り上がる。あとは、夏の合宿は山と海でとにかく走る。鍛えられる。
Q:では最後に、県高校新人大会への意気込みを。
優勝して、県高校総体、ウインターカップ県予選の3冠を達成することがチームの目標。今大会は“強い明豊”を示すチャンス。上位にくるチームに力の差はないと思っているので、昨年からやってきたオフェンスシステムで勢いに乗れば勝てる。勝つことでしか得ることができないものを手にしたい。絶対に優勝する!
県高校新人大会で優勝を目指す
(柚野真也)