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トリニータU―18 日本クラブユース選手権で過去最高を目指す

トリニータU―18 日本クラブユース選手権で過去最高を目指す

 18歳以下の第44回日本クラブユース選手権に出場する大分トリニータU―18。今年のチームは昨年から主力として試合に出たメンバーが多く、トップチームに2種登録された選手が6人いる。浮気哲郎ヘッドオブコーチングは「スタメンからサブを合わせて実力のある選手が多く、あうんの呼吸でプレーできる」と評す。

 

 トップチーム同様にチームのスタイルは、ボールを動かし、相手を変化させ、隙を逃さずに得点を狙う。コロナ禍で、例年より公式戦が少なかったが、「練習でコンビネーションを合わせる時間が増えたし、試合に懸ける思いは強くなった」と平川絢大(3年)。今年限定で開催された、九州の強豪クラブ、強豪校で行われたリーグ戦でチームとしての戦い方を整理し、日本クラブユース選手権九州地区予選では第2代表の座を射止めた。屋敷優成(2年)は「高い意識を持っていたことでチームがまとまった」と振り返る。

 

 平川、屋敷に加え、U―18日本代表候補の弓場将輝(3年)がチームの中軸を担う。3人ともトップチームのカップ戦でメンバー入りし、屋敷、弓場は試合に出場した。浮気ヘッドオブコーチングは「トップチームの試合を経験して、強度や勝負の厳しさを知った。彼らがそれらの経験をチームに還元し、チームのレベルは一段階上がった」と話す。トップチームへの昇格が決まった弓場が、豊富な運動量で中盤を動き回り、何度も動き直し、相手の背後を狙う平川や屋敷にパスを送り、決定機を作り出す。

 

「得点で勝利に貢献したい」と語った平川絢大

 

 3年生にとって集大成の大会となる。弓場は「このメンバーで試合ができる最後の大会。出るからには優勝を狙いたい」と話し、幼稚園年長から大分アカデミーでプレーした平川は「ピッチで成長した姿を見せたい。今季の公式戦では得点できているので勝利につながるゴールを決めたい」と意気込みを語った。

 

 クラブユース選手権での過去最高成績はベスト16。浮気ヘッドオブコーチングは「クラブの哲学であるアグレッシブにハードワークをして、一体感を持って勝利を目指してくれるはず。この大会はメンバーを絞って出場するので、メンバーに入れなかった選手の思いを背負ってトリニータの代表として戦ってほしい」と期待する。大分トリニータU―18は25日の開幕戦で、北信越第1代表の松本山雅FC U―18と対戦する。

 

目標はベスト8以上

 

 

(柚野真也)

=写真は大分トリニータ提供=

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