
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
半数以上の3年生がサッカー部引退の道を選んだが、残った3年生は主軸として部を牽引してきた頼もしい4人。怪我を乗り越え得点源としてチームをリードしてきたFW高橋優人に、守備の要であるCB小原陸、FW河野諒太、GK大野和男が屋台骨となる。準々決勝で敗れた県高校総体での悔しさを胸に、高校生活最後の大舞台へとひた走る。母校での監督就任から2年目を迎える島畑欣史監督は県高校総体を振り返り、勝利を引き寄せる鍵を「集中力の向上」と話した。文武両道を体現する選手たちが最大の武器とする集中力を、いかにしてピッチで持続させるか。その潜在能力が真のパワーを発揮したとき、新たな歴史が刻まれる。
(1)集中力を発揮し続けるための走力
最大限の集中力を発揮するためには、試合を通してピッチを駆け回るための走力や持久力のアップが不可欠。当然ながら、スタミナが切れてしまえば集中力は続かない。
(2)守から攻への切り替え
攻守の変わり目で後手に回ることのデメリットは計り知れない。いかに敵に先んじて、局面を有利に進められるかが主導権を握るためのポイントとなる。
(3)帰属意識を高める
島畑監督が日々選手たちに説いているのが、「人のためにどれだけ動くことができるか」という言葉。部活外の生活においても、常に自分は組織の一員であり、規律を守る必要性を忘れてはならない。その精神は必ずプレーに現れる。
尾崎司 CB
フィジカルが特別強いわけでも、足が速いわけでもない。しかし、トータルバランスに優れており、大きな穴がないのが特徴だ。島畑監督は、「試合に出れば出るほど安定感を増し、今ではチームに不可欠な存在となっている」と大きな期待を寄せている。国体メンバーに選ばれており、本人は「県外のチームと公式戦をすることで経験を積み、視野が広くなった」と今夏の成長を感じている。ヴェルスパ大分ユース出身。
田原慎太郎 FW
体型は小柄ながら抜群のサッカーセンスが光り、これからの成長に期待が高まる1年生プレイヤー。全国高校選手権への意気込みや、現在自身が感じている課題について尋ねると「積極的にゲームに参加し、ラストパスやゴールにつながるシュートの精度、キック力を向上させていきたい」と前向きにコメント。大分トリニータユース出身。
(塩月菜央)
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