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プロ野球独立リーグの新球団大分B-リングス誕生 地元に愛される球団を作る

プロ野球独立リーグの新球団大分B-リングス誕生 地元に愛される球団を作る

 県内にプロ野球独立リーグの新球団が誕生した。九州で来春開幕予定のプロ野球独立リーグに参加する。チーム名は「大分B-リングス」。豊後やベースボールの“頭文字B”と輪などを意味する“リング”を組み合わせて命名した。1日の記者会見では球団の森慎一郎社長が「これまで数々のプロ野球選手を輩出した野球県大分で、野球の楽しさを伝えたい。3月20日開幕のスタートラインに向けて準備をしている。地元に愛される球団を作りたい」と意気込みを語った。

 

 また、会見では初代監督に巨人やダイエー(現ソフトバンク)などで投手として活躍した広田浩章氏が就任すると発表した。広田監督は「常にチャレンジする走塁などスリリングな野球をしたい」と話し、これまでのプロ経験と引退後に就いたスコアラーとしての分析力を融合するつもりだ。ここ数年は裏方として野球に携わったが「いつかは指導者になりたい」との思いは強く、大分からのオファーを受けて即決した。一人でも多くの選手を日本野球機構(NPB)の12球団に送り出すことを目標に、「選手には常に上を目指してほしい」と呼び掛けた。

 

現役時代は巨人などで活躍した広田浩章監督

 

 チームは来年2月のキャンプからスタートする。県内出身7人を含む24選手の加入が決まり、20代前半の伸びしろのある若い選手が多い。森社長は「一芸に秀でた選手たちが加わる。NPBやメジャーリーグなどプロを目指すプロでいい。夢に挑戦する選手の受け皿になりたい」と話す。

 

 年間80試合程度を予定し、リーグ戦は九州独立プロ野球機構に加盟した熊本県の「火の国サラマンダーズ」との対戦のほか、プロ野球ソフトバンク3軍や四国アイランドリーグplus、沖縄で日本野球機構(NPB)参入を目指す琉球ブルーオーシャンズとの交流戦開催を調整している。

 

 

「夢に挑戦する選手の受け皿になりたい」と話す森慎一郎社長

 

 

(柚野真也)