
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
今年最初で最後の公式戦に臨んだバサジィ大分の女子バレーボールチーム。県6人制女子バレーボール総合選手権大会では準優勝に終わり、3連覇を逃した。決勝では終盤に急激に失速、勝負どころで弱さが出た。徳丸善基監督は「バサジィの名をつけて活動している以上、結果を出さなければいけない。未熟だった」と厳しい表情を崩さなかった。
学生に比べて通常でも公式戦が少ない社会人クラブ。今年はコロナ禍で全ての大会が中止となり、練習試合もできない時期が続いた。今大会は試合勘を取り戻す作業から始まり、尻上がりに調子を上げていた。4月に加入した6人の選手もチームの戦い方に順応。セッターの高橋侑愛は「バサジィのやり方を理解しながら、試合を重ねるごとに高いトスと時間差を使えるようになった」と手応えを感じていた。それだけに決勝戦での逆転負けは悔しさを隠しきれず、「指導者や先輩に頼っていた部分があった。自分が試合を作れるようにならなければいけない」と再起を誓った。
新戦力が加わり初の公式戦に臨んだ
クラブ創部時の選手が抜け、大幅にメンバーが入れ替わった今年は、オープンバレーを軸に選手の良さを引き出そうとチームを作った。コンディションにバラつきがあり、チーム全体として練習できる時間が少なかったのは否めない。「言い訳できる要素はあるが、それでも勝つのが強いチーム」と徳丸監督。選手の組み合わせや役割、長所や短所を明確にできず、突き詰められなかったことを悔やむ。
それでも新加入選手に光明を見いだした。徳丸監督は「競った状況でのピンチサーバーや自分の武器を発揮できた選手がいた」と収穫を挙げた。今後は県外の社会人チームとの練習試合を組みながら、チームとしての土台を見直し、選手個々の技術向上、フィジカル強化を図る。キャプテンの古原加奈は「悔しさだけが残った。最後まで納得のいく連係が取れなかった。悪かった所を修正してクラブカップでの上位を目指したい」と力強く語った。
結果を残せるチームを目指す徳丸善基監督
(柚野真也)
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