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全日本ユース(U-15)フットサル選手権県予選 リノスフットボールクラブが九州大会の切符を射止める

全日本ユース(U-15)フットサル選手権県予選 リノスフットボールクラブが九州大会の切符を射止める

 「昨年のメンバーがほとんど残っているので、ある程度はできると思っていた。自分たちがやりたいことができた」

 リノスフットボールクラブの西村竜司監督がそう語るほど、全日本ユース(U-15)フットサル選手権県予選では、隙のない試合運びを見せて優勝した。

 

 予選リーグ3試合を総得点30、総失点2で圧勝。決勝トーナメントも勢いそのままに、初戦を14-1で勝ち上がり、準決勝は8-0、決勝も8-1で勝利し、他を寄せ付けなかった。

 どの試合も立ち上がりからボールへの寄せが早く、奪ってからの展開もスムーズ。昨年の同大会もほぼ同じメンバーで出場したこともあり、選手全員が連動し、正確なパスでマークを外しては、分厚い攻撃でゴールを狙う。一方で守備面に目を移してもキャプテンの渡辺我聞(大東中3年)を中心に、「安定感があり、危ない場面を未然に防いでくれた」(西村監督)と、相手の攻撃を受ける場面は少なかった。

 

得意のパスワークで大量得点を呼び込んだ

 

 中学3年生が主体となるチームは、進路や学校行事などで全員が集まって練習できる日がほとんどなく、大会1週間前にようやく全員そろって練習ができるようになってチームを仕上げた。河野歩(挾間中3年)を核に「少ないタッチでパスを回して、狭いスペースを打開しよう」と個人のイメージとチームの目指す方向性を一致させた。

 

 試合ごとに運動量を増やし、主導権を渡すことなく試合を終わらせる。パスワークとプレッシングは際立った完成度を備え、優勝を勝ち取った。今週末からの九州大会でも優勝候補に挙げられる。西村監督は「初戦を乗り切れば一気に勢いに乗れる。全国に行ける力はある」と太鼓判を押すほどだ。渡辺は「相手に合わせるのではなく自分たちのスタイルを貫く」と語り、河野は「負ける気はしない。悔いなく終わるためにも全国に出たい。勝利につながるゴールを決めたい」と活躍を誓った。

 

全国大会を目指すリノスフットボールクラブ

 

 

(柚野真也)

大会結果