
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
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大分トリニータは21日、昭和電工ドーム大分で川崎フロンターレと対戦する。MF島川俊郎選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は20日付本紙に掲載)
コロナ禍での中断期間中、インスタグラムでピアノの弾き語り動画を毎日更新し、自作のバラードを披露するなどしてサポーターを楽しませてくれた島川俊郎選手。J1からJFLまでのカテゴリーを渡り歩いてきた苦労人だ。「前半戦苦しんだ分、残り試合は勝ち点にこだわりたいし、一人一人の力を爆発させていきたい。アウェー柏戦が延期になり、2週間超の準備期間ができたことでリフレッシュでき、逆に試合をしたい!という気持ちで一杯です」と意欲を燃やす。
―連戦時は対戦相手への戦術の確認など準備期間が短くて大変でしたね。
そうですね。でも、うちの場合、相手によってサッカーがガラッと変わったり、新しいことをやるわけでもありません。良かったところは自信になり、悪かったところは反省し次で改めていくということなので、ポジティブに捉えれば、連戦をこなしながらの方がチームとしての完成度は上がったのかもしれないですね。
―ここ最近、守備のところで相手の出方を予測したり、セカンドボールに対しての反応など素晴らしいパフォーマンスを披露していますね。
実は僕、コロナの中断期間をうまく使うことができ、完治までには至ってませんが、気にせずプレーできるところまでコンディションが整ってきました。本当にちょっとのところだと思うんですが、あと一歩の「一歩」がやっと出るようになってきたなと感じています。
―治療をされたのですね。
プロ1年目(2009年)に左膝の半月板の手術をした時に軟骨も傷ついていると言われました。去年の5、6月頃から(左膝の)古傷の痛みが増してきて、今年の初めには手術という状況にまでなっていたところ、ある選手を通じて知り合った治療法を試すことになり、チームに相談すると快く送り出してもらえました。
―良い出会いだったのですね。
そうなんです。まず姿勢を見て、どこの筋肉が弱いとか、この筋肉はいらないとか。膝が痛いのなら膝に負担をかけない体づくり、バランスを正しましょうといった感じの治療をしていきました。
―これまでと比べて、連戦の中で長い時間出続けています。
めちゃめちゃでかいです。いつも体が動き始めたら、けが…ということを繰り返していたので、治療してくれた方はもちろん、大分に来てからというもの監督、スタッフ、トレーナーらが本当に僕の体に気を遣ってくれて、すごく感謝しています。
―試合終盤に上がってくる場面が増えたのも、コンディションの良さでしょうか。
試合の終了間際にアドレナリンがドクドク出るようで(笑)。特に負けている時は点を取らなきゃ、勝ちたいという気持ちが前に行かせてくれるというか、体が動くようになり、自然とゴール前に入っていける状態になってきました。
―川崎戦に向けての意気込みを教えてください。
個々の能力が高いチームだし集中して試合に入ることが大事だと思います。サポーターの方たちもより多く入れるようになったので、僕たちも幸せを感じながらプレーしています。残り8試合、全力で頑張ります。
(小野郁)
=プレー写真は大分トリニータ提供=
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