
珠玉の一枚 Vol.41 【大分県】
その他
住吉浜ジュニアウインドサーフィンスクールが今年8月に復活した。現在、小学生4人が在籍し、来年6月の「JWA九州選手権」のビギナー部門への出場を目指している。指導するのはウインドサーフィンのプロ資格を持つ穴見和彦さんやトッププロとして世界を転戦する息子の知典さん。「海とウインドサーフィンの楽しさを知ってほしい。ここ(住吉浜リゾートパーク)はハードもソフトもそろっている最高の環境。初心者でも1日あれば乗れるようになる。まずは海の上の滑る感覚を味わってほしい」と和彦さん。
スクールにはボードやセールなどのジュニア用の用具を常備する。「頭で覚える大人より、体で覚える子どもの方が上達は早い」。ウインドサーフィンは早期教育の効果が高い競技だ。「今は道具が軽量化され、コンパクトになった。敏しょう性や細かい技術を身に付けるのは早ければ早いほどいい」と神経系統の発達が著しい小学生の育成に力を入れる。
現在は小学生4人が在籍する
練習は土・日曜日、祝日。午前10時からと午後1時からで、1回2時間程度。「とにかく乗せて楽しんでもらう。ある程度乗りこなせるようになってからレースの戦略や戦術を覚えればいい。はじめはボードから落ちてばかりだけど、すぐに操作できるようになる。自転車に乗れるようになるのと同じで、小学生で覚えたことが一生の財産になる」(和彦さん)。
馬場歩くん(小学4年)と結希くん(小学2年)の兄弟は8月から入会した。「スピードが出るので楽しい」(歩くん)と二人で競うように沖に向かう。秋吉美那さん(小学5年)、留那さん(小学2年)の姉妹は夏休みに住吉浜に海水浴に来たときにウインドサーフィンを体験して9月から入会した。美那さんは「風を使って遠くまで行けるのが楽しい」と笑顔で話す。
年内は12月まで活動を続け、来年3月末から再開する予定。和彦さんは「来年は小さいレースから出場して、表彰台に上がらせたい。成功体験を積めば自信になるし、ウインドサーフィンがもっと楽しくなる。大分から世界で戦える選手を育てたい」と話した。
ウインドサーフィンは楽しいと語る秋吉美那さん
(柚野真也)
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