
【指導者の肖像〜高校スポーツを支える魂〜】 信じる力が未来を変えていく 柳ケ浦高校バスケットボール部監督・中村誠(前編)
バスケ
県内でバスケットボールに励む選手たちのさらなるレベル向上を目指して、中学・高校生を対象としたバスケットボールスクール「ONE SPACE WORKOUT」が今年開校した。部活動では個人練習に費やす時間が確保できないことから、ここでは“個人のスキルアップ”に少人数制でレベルの高い指導を受けることができる。レギュラーになりたい、ライバルに差をつけたい、1対1の技を身につけたいなど、それぞれの目的やレベルに合わせて徹底指導。部活動とは違う視点のカリキュラムが組まれている。
指導するスキルトレーナーは、柳ケ浦高校で初の全国高校総体(インターハイ)に出場し、国体出場経験のあるDomyさん。現在も社会人バスケットボールチーム「King Collies」に在籍し、ストリートボールリーグ(3対3形式のストリートバスケリーグ)「SOMECITY OITA」にも出場するなど現役の選手でもある。
指導するDomyさん
練習はストレッチや体幹トレーニングからはじまり、ドリブル、パス、シュートなどの基本をしっかり反復しながら、試合を想定した動きに加え、「この状況ならどう動くか」、「なぜ今この動きが効果的なのか」を考えることを意識させる応用まで幅広い。「高いレベルを目指すなら技術に加えて考え方も重要。マインドセット(=無意識な思考のクセ)を確立することで、瞬時の判断とその精度が格段に上がる」と、自身の選手としての経験を元に指導をしているDomyさん。たとえ技術の引き出しが多くても、使えないと意味がない。常に試合を想定しながら動きを反復することで精度や判断力が上がり、おのずと技術も向上してくるという。
スクールを運営する古山尚志さんは、「大分県には個人スキルを学べるスクールがなかった。日々の部活動にプラスして通うことで、より技術を磨ける場になれば」と、スクールを立ち上げた経緯を話す。高いレベルを目指す選手はもちろんだが、バスケが上手くなりたいという選手であれば誰でも受け入れる。練習で忙しい部活生も単発で参加できる。
少人数の個別指導でスキルアップ
【スクールデータ】
ONE SPACE WORKOUT(ワンスペースワークアウト)
練習場所:大分県身体障害者福祉センター、コンパルホール他
練習日:土・日曜、祝日(月ごとに異なる)
対象学年:中学生、高校生(中学生未満も応相談)
対象地区:なし
受講料:期間限定のスタートアップキャンペーン中は1000円/2時間(通常1回2000円/2時間)
準備するもの:練習着、シューズ、ボール
問い合わせ先:合同会社ONE SPACE 代表 古山尚志080-5270-7538
(黒木ゆか)
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