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全国高校サッカー選手権県予選特集 冬の全国へ挑む注目選手とライバル(3) 【大分県】

全国高校サッカー選手権県予選特集 冬の全国へ挑む注目選手とライバル(3) 【大分県】

 全国高校サッカー選手権大分県予選が、18日にいよいよ幕を開ける。冬の大舞台への切符をつかむのは、果たしてどのチームか。大会を前に、勝負の行方を左右する注目選手たちに迫り、さらに「気になる存在」として挙げるライバルも紹介する。



岡松愁人(大分3年)
2007年9月28日生まれ、170cm、61kg、前所属チームは大分中学校、プレースタイルは司令塔

 「チームの状態はそれほど良くない。修正する時間はないが、プレーで引っ張るしかない」。キャプテンのその言葉に、覚悟がにじむ。これまで攻守のバランスを意識してきたが、今はより明確に「得点に絡む」ことをテーマに掲げる。高い技術を備え、パス・ドリブル・シュートすべてを高水準でこなすテクニシャン。さらに今夏の体力強化で、強度の高いプレーにも磨きがかかった。華麗なテクニックだけでなく、泥臭く体を張ることもいとわない。冷静さと情熱を併せ持つキャプテンは、まさにチームの象徴であり、勝利を引き寄せる原動力である。

気になる選手
河野歩夢(大分鶴崎3年)
 昨年から全国の舞台に出場して経験値が高くなった。手足が長く、技術も高い選手。ただ、サッカーはチームスポーツ。すごい選手がいても、チームとして勝てばいい。対戦するとなると決勝。これまで(県高校新人大会、県高校総体の決勝で)2度も負けている。次は俺たちが絶対に勝つ。



山本一晟(大分鶴崎3年)
2007年12月17日生まれ、165cm、60kg、前所属チームは大分トリニータU―15(大分市・滝尾中出身)、プレースタイルは、高めのポジションを取り、相手ゴール近くでは中に入って攻撃参加する「インナーラップサイドバック」

 チーム随一の走力を誇り、試合終盤でも何度もスプリントを繰り返す。プレーにも気持ちにも迷いがなく、思い切りの良さが持ち味だ。圧倒的な運動量でチーム全体に活力をもたらす存在であり、守備での粘りも格段に向上している。全国の舞台を経験したことで、走り負けては勝てないことを身をもって知った。以降は運動量と献身性を武器に、チームが目指すパスサッカーの理想を体現するようになった。そのプレースタイルは、まさに新チームのモデルケース。どんな局面でも走り続け、攻守に顔を出す姿勢が、仲間の指針となっている。

気になる選手
吉良匠生(大分2年)
 試合になれば必ずマッチアップする。クイックネスがあり、背後のスペースを突かれると決定機を作られるのでが厄介。仕掛けられる前に対応して、仕事をさせないようにしたい。対戦となれば決勝、3―0で勝つ!



陣内奏心(大分東明3年)
2007年11月13日生まれ、176cm、66kg、前所属チームはanimoselect(由布市・挾間中出身)、プレースタイルはゲームメーカー

 高い基礎技術を持ち、日々の練習からチームをけん引するキャプテンである。足もとで正確にボールを受け、攻撃の起点となるプレーは安定感抜群。中盤で攻守のバランスを取りながら、的確な判断と声かけでチーム全体を統率する姿はまさに精神的支柱だ。結束力を武器とするチームにおいて、陣内の存在が一体感を生み出している。高校最後の大会を前に、「最後まで悔いのないプレーをしたい」と語る表情には、キャプテンとしての責任と覚悟がにじむ。勝利のために走り続ける背中が、チームを一つにまとめる原動力となっている。

気になる選手
河野歩夢(大分鶴崎3年)
 小学校の頃から仲が良い。歩夢は九州トレセンに選ばれ、さらにプレーの幅が広がり、ワンランク上の選手になった。勝ち上がれば準々決勝で対戦すると思う。1対1で抑えるのは難しいので守備の枚数を増やして、チームとして戦いたい。

(七蔵司)

大会結果